弊社が主に推奨させていただく銘柄は、中小型成長株群で内需型企業が多い事から、足元で懸念されている、中東情勢等の地政学リスクの影響を、直接的には受ける可能性は低いと申し上げて宜しいでしょう。

企業年金連合は、内需型企業について下記のように説明しています。

『建設・不動産・通信などの、国内需要の高まりで収益が上昇する業種の銘柄をいう。 広義では、電力・小売業も含まれる。 主に国内景気の回復、円高などが買い材料となる。』

つまり、事業やビジネスの軸足や基盤が日本国内にあって、外国との関係性が薄い業種が内需系型企業と目されましょう。
近年では、不動産や建設、銀行や保険などは海外展開を行っている企業もある事から、日本国内のみをターゲットとしている、非製造業・サービス業や（例えば情報通信や外食産業）、鉄道事業者、地方金融などが、代表的な内需型企業と申し上げて宜しいでしょう。

上掲のように、内需型企業の株価は、概ね「国内景気の回復、円高などが買い材料」となります。
更には、国内に事業やビジネスの軸足や基盤があるからこそ、海外情勢の影響を直接的に受ける可能性は低く、従いまして地政学リスクの影響も軽微と考えられるわけです。

本日の日経平均、TOPIXはいずれも2％前後の下落となり、この背景は単一的要因では無く、複合的な要因と見られるものの、中でも一番影響が大きいと思われるのが、中東情勢の不確実性増大という地政学リスクによる、「一時的な」リスクオフムードの再燃です。

しかしながら、会員様各位の保有銘柄が、国内に軸足や基盤があるような、AI/DX関連や、/Saas/クラウド/データ解析/製造請負などがメインであるならば、前述のとおり、地政学リスクが直接的に影響する可能性は低いのです。

加えて、ドル円の為替水準の変動が大きくなっている点は気がかりではあるものの、輸入企業でなければ円安が即売り材料となるわけでもありません。

となりますと、内需型企業を中心に、中小型成長株群をメインとした株式投資を行っておられる会員様各位は、意識しているか否かは別として、既に、地政学リスクに対する備え（耐性）のあるポジションになっているとも言えましょう。

弊社推奨の中小型成長株群の投資シナリオにも、強気の見通しにも変更はございません。
間接的に地政学リスクの影響を受けたとしても一過性の動きに留まり、足元の株価の「値ブレ」によって投資シナリオ自体が変更されたり、強気の先行き見通しが変更される可能性は「ほぼ」ありません。

弱気に転じたり、慌ててリスクオフを急ぐ必要はありません。
保有ポジションは基本的に現状維持のまま、株価の切り返し反転を待つ、というスタンスこそが「妥当」で「無難」とご認識いただきたいと存じます。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆大和冷機工業（6459）
◆ラックランド（9612）
◆ビケンテクノ（9791）
外食産業と言っても、ラーメンとかお寿司とかに限定せず、店舗や施設の設備面に関わる企業に注目しています。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆GRCS（9250）
　ストップ高の翌日も大幅高！
　1月23日のご紹介時からの高値騰落率57.07％。

◆大紀アルミ（5702）
　本日も一時年初来の高値更新！
　キレイな鍋底型チャートです。
　2月9日のご紹介時からの高値騰落率11.40％。

◆enish（3667）
　75日移動平均線が下値支持として機能している印象です。
　4月4日のご紹介時からの高値騰落率8.37％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪短期高騰祭りだよ！全員集合！【5倍賞銘柄】≫
　逆行高！
　崩れません。
　むしろ再度上向き始めた印象です。

◆≪真・裏道王道銘柄≫
　逆行高！
　窓埋めがほぼ完了したものと見ます。
　再度上値追いの展開に回帰するものと期待。

◆≪木村泰章のプラチナメソッド銘柄【逆襲】≫
　昨日に続き連騰！
　全体の地合いが悪く無かったら、もっと買われていたかもしれません。
　こちらもほぼ窓埋め完了です。

◆≪木村泰章のレッドダイヤモンド銘柄-PREMIUM-≫
　小幅安となりましたが、底堅い展開だった印象です。

◆≪SHODO会員様向けアップグレード≫
　会員様各位からご要望の多かった「銘柄の寄り前配信」が実現致しました。
　是非ともお試しください。