アナリストコメント

米・長期金利は上昇続けていることや、地政学リスク懸念が広がる中、アメリカン・エキスプレスやプロクター・アンド・ギャンブルの好決算を好感し、ダウは続伸。一方、この日もナスダック市場はハイテク株中心に下げが目立ち、6日続落となった。

先週の東京市場は、前日のハイテク株の下落により売り先行で始まり、下値を模索している中で、イスラエルによるイランへの攻撃が報じられると、東京市場は売りが売りを呼ぶ狼狽売りを交えて、大幅安となった。日経平均株価は3年2ヶ月ぶりの下げ幅を記録した。

先週末の大幅下落により、株式市場は不安定な展開が予想されるが、本日以降も大きく下落する場面では、小刻みに打診買いで少しずつ拾っていただき、少しでも反発する場面で利確していきたい。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：37,068.35（-1011.35）
TOPIX　 　　 　 ： 2,626.32（-51.13)
グロース250指数 ： 　638.74（-21.13）

■海外指数

ＮＹダ　ウ　　　：37,986.40（+211.02）
ナスダック　　　：15,282.01（-319.49）
Ｓ＆Ｐ 500　　　： 4,967.23（-43.89)

今 週 の 重 要 指 標

4月24日（水）
米　3月耐久財受注・コア
市場予想：+2.9％
※市場予想を上回ると、インフレ懸念から金利高懸念

4月25日（木）
日　日銀金融政策決定会合（～26日まで）
米　1-3月期実質GDP
市場予想：+2.1％
※市場予想を上回ると、インフレ懸念から金利高懸念

4月26日（金）
日　日銀金融政策決定会合
※終了後、植田日銀総裁記者会見

米　3月PCEコアデフレータ（前年比・前月比）
市場予想：+2.8％（前年比）、+0.3％（前月比）