株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2024-05-13 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

どう10万円の利益を産む?:期待リターンと値幅制限をヒントになるかも

・100株 X 1000円の値上がり益
・500株 X 200円の値上がり益
・1000株 X100円の値上がり益
・10000株 X 10円の値上がり益
どのケースでも期待されるリターンは10万円です。(売買手数料や税金・金利等考慮せず。以下同様)

次に、原資(投資金額)を50万円と仮定して、同じ10万円というリターン「金額」を得る際の、株価による差異をシュミレーションしてみましょう。
・5000円で100株購入、6000円で利確 
・1000円で500株購入、1200円で利確
・500円で1000株購入、600円で利確
・50円で10000株購入、60円で利確

「期待リターン」は、「金額」でも「率」でもどちらでも構いません。
例えば、10万円の「臨時収入」があれば旅行に行きたいとか、その程度の「ゆるい」「希望的目標」で充分だと存じます。
上掲の期待リターンは、「率」で示すといずれも「2割(20%)」です。
個人投資家は元来、銀行預金の利率が10%となるならば、株式投資を行わなくなる可能性が高い、と指摘されてきました。
もちろん、個人差はありましょうが、リターンが2割(20%)であれば、投資運用という観点でも充分なパフォーマンス、と目されましょう。

ここで問題となるのが、上掲のどのケースが、最も「速く」利益確定が「達成可能」か、という点です。
そこで、「値幅制限」という「ものさし」を使用して、1日に株価が「進める」値幅を検証してみます。
東証の値幅制限を確認してみましょう。
100円未満:30円
200円未満:50円
500円未満:80円
700円未満:100円
1,000円未満:150円
1,500円未満:300円
2,000円未満:400円
3,000円未満:500円
5,000円未満:700円
7,000円未満:1,000円

株価500円の銘柄が600円に進むには、ストップ高1回でイケます。
つまり、最短1日で利益確定が可能という事になります。
しかしながら、1000円の銘柄が1200円に達するのは1日ではイケません。
1日の値幅制限が150円なので、ストップ高は1150円というわけです。

今度は「2割(20%)」というリターン面にフォーカスしてみましょう。
上掲の値幅制限から、200円未満の銘柄は1日で2割以上のリターンを得られる可能性がある一方、例えば450円の銘柄は、1回のストップ高で2割以上のリターンは得られません。
同様に4000円の銘柄も、1日の値幅制限は700円ですから、1日で2割以上のリターンは得られ無い事になります。

ストップ高を挟まずとも、例えば7連騰というような形で上昇が続けば、2割超のリターンを得られる可能性は充分ありますが、目標値まで達する「速さ」をも考慮する事が、目標達成の可能性の可否のヒントのひとつになるやもしれません。

あくまでも一般論ですが、全体相場が上昇基調にある際には、値上がり「幅」こそが意識されやすく、ゆえに、2000円以上の株価の銘柄群にほど買いが向かいやすい傾向が見られます。
現在のように、株価の方向性が定まらない局面では、値下がり「幅」に対する警戒感から、逆に下落「幅」が限定的な低位株こそが物色される傾向が強い、と申し上げて宜しいでしょう。

株価の下落リスクと期待リターンのバランスを考慮して、50万円の原資で10万円の利益を得る為のポジション取りを探るのであれば、こんな感じでしょうか。

『先行きの全体相場の方向性を上向きと見るのであれば、2000円以上の株価水準の銘柄を100株~200株程度購入』
『先行きの全体相場の方向性を下向きと見るのであれば、1000円以下の株価水準の銘柄を100株ずつ500株程度まで買い下がり気味に購入』

「総論」の域を出ない、理論上のお話ではありますが、日々のお取り組みの際に、期待リターンに対する考え方を「なんとなく」でもご認識いただければ幸いです。



執筆:木村泰章

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆東京計器(7721)
本日も昨年来の高値を更新!
 昨年11月17日のご紹介時からの高値騰落率92.15%。

◆ジャパンフーズ(2599)
JAFホールディングスがTOB!
 本日の株価は20%超の上昇となりTOB価格にサヤ寄せ。
 利食い売りなさってください。
 おめでとうございます♪
 昨年11月29日のご紹介時からの高値騰落率69.39%。

◆三井松島HD(1518)
 株価は決算発表前にストップ高!
 取引終了後にシティインデックスイレブンスが大量保有報告を行っています。
 ただし、今期の連結経常利益は81.5%減計画と示された事から、一旦利益確定を急ぎましょう。
 2月9日のご紹介時から僅か数日で高値騰落率68.22%。

◆長野計器(7715)
 決算発表を受けストップ高!
 一旦利益確定してから「買い直し」の是非を探りましょう。
 おめでとうございます♪
 昨年11月17日のご紹介時からの高値騰落率40.16%。
 
◆三精テクノロジーズ(6357)
 ストップ高の翌日も買い優勢の展開。
 3月5日のご紹介時からの高値騰落率37.39%。

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 単発スポット銘柄の見解
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