そろそろ短期的には陰の極か?
これらは、「恐怖指数」と呼ばれる事から、近い将来の「暴落」を予想する投資家は、「直近で一番少ない」と申し上げて差し支えないでしょう。
ご参考までに、日経VI指数は一般的に、20を超えると「警戒水域」とされてきましたが、昨日からちょうど3か月前の同指数の値は21.60で、昨日の17.39は年初来最安値です。
もうひとつ、こんなデータもあります。
現在、東証プライム市場に上場している企業数は1649社ありますが、そのプライム市場上場銘柄のうち、年初来安値銘柄が100社を超えた日と、当該日の日経平均の変動幅を見てみると、4月以降は下記のとおりとなります。
・4月2日 年初来安値163社 日経平均(終値ベース)+35.82円
・4月3日 年初来安値183社 日経平均(終値ベース)-387.06円
・4月5日 年初来安値141社 日経平均(終値ベース)-781.06円
・4月15日 年初来安値116社 日経平均(終値ベース)-290.75円
・4月16日 年初来安値184社 日経平均(終値ベース)-761.60円
・4月17日 年初来安値236社 日経平均(終値ベース)-509.40円
・4月19日 年初来安値330社 日経平均(終値ベース)-1,011.35円
・5月16日 年初来安値150社 日経平均(終値ベース)+534.53円
注目すべきは、年初来安値を付けた銘柄は、昨日久しぶりに100社超となった点と、にもかかわらず、日経平均は大幅高だったという点でしょう。
決算発表シーズンを概ね通過したと見られる事から、昨日の日経平均の上昇は決算発表の影響を受けた「一過性の異常値」で、その反動で本日の日経平均は「反動安」の売り優勢の展開を強いられた、と見て宜しいように思います。
昨日は全体相場フォローで、近日中にも、グロース250指数が底打ちする、という見解をご紹介しました。
昨年の10月の安値と、現在の同指数の水準をもって、ダブルボトムが形成され、切り返しに転じるものと考えます。
日経平均も、一旦、目先の安値圏から切り返す動きが想定されやすいものと見ます。
決算発表シーズン通過後に、株価がその内容を織り込み始めるのは来週となるものと思われる事から、ポートフォリオ全体のリバランスや銘柄の入れ替え等を、考慮/決断/実施するのは来週以降、「徐々に」というスタンスこそが妥当と考えます。
執筆:木村泰章
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個人的に注目している銘柄
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◆ステラケミファ(4109)
◆KHネオケム(4189)
◆三洋化成工業(4471)
半導体部材や自動車向け部品などを手掛ける化学メーカーです。
業績好調であるのに株価は上向いていないものが少なく無いので狙い目かもしれません。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆中部飼料(2053)
本日も高値更新!
ディフェンシブ的な側面もが評価されているようです。
昨年11月22日のご紹介時からの高値騰落率43.58%。
◆アクセス(7042)
一時1000円台にまで上伸!
一気に25・75日の各移動平均線を上回ってきました。
4月1日のご紹介時からの高値騰落率29.10%。
◆ヨコオ(6800)
ちょうど1年前の下落時に開けた窓の窓埋めがほぼ完了。
5月7日のご紹介時からの高値騰落率24.33%。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村の一粒万倍銘柄≫
全体相場に対し逆行気味の大幅高!
75日移動平均線をも上抜き始めました。
◆≪木村泰章のギャラクシーダイヤモンド銘柄≫
こちらも着々と●●●円どころの値固めが進んでいる印象です。
来週も切り返し基調が継続しそうです。
◆≪あすなろ創業祭2024【金星5倍銘柄】≫
このまま進むと来週にも25/75DMAがゴールデンクロスするかもしれません。
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