日経平均レンジ想定:38,800~39,200円
アナリストコメント
直前に控えているFOMCや米5月消費者物価指数・CPIを前に、ポジションの調整売りが優勢の中、長期金利の低下から金融株の下落が目立った。しかし、前日に新しい生成AIの発表後に大きく下落したアップルが、一部のアナリストがiphoneの買い替え需要期待から高評価したことから、大幅高となったことで、ダウは反落したものの、ナスダックとS&P500指数は連日で最高値を更新した。
米国株高により朝方は東京市場も強含む展開となり、週末のメジャーSQを前に朝方は先物買いが活発だったものの、国内外での重要イベントを控えていることから、日経平均株価は小幅の続伸となった。この日も東証プライムの売買代金は低調、値上がり銘柄数も全体の33%強と手控え感が一層と強くなった。
まだ新たな資金流入は見られないが、下落する局面では積極的に押し目買いが入る展開が続いていることで、引き続き逆張りスタンスが有効と思われる。
主 要 指 数
■国内指数
日経平均株価 :39,134.79(+96.63)
TOPIX : 2,776.80(- 5.96)
グロース250指数 : 631.49(+ 5.71)
■海外指数
NYダ ウ :38,747.42(-120.62)
ナスダック :17,343.55(+151.02)
S&P 500 : 5,375.32(+ 14.53)
今 週 の 重 要 指 標
6月12日(水)
米 FOMC(最終日)
※終了後、パウエルFRB議長による定例会見
米 5月消費者物価指数・CPI(コア)
市場予想:+3.5%
※市場予想を上回るとインフレ懸念から金利上昇、または下回ると景気減速懸念から利下げ期待も...
6月13日(木)
日 日銀金融政策決定会合(~6/14まで)
米 5月卸売物価指数・PPI
市場予想:+0.1%(前月比)、コア+0.3%
※市場予想を上回るとインフレ懸念から金利上昇、または下回ると景気減速懸念から利下げ期待も...
6月14日(金)
日 日銀金融政策決定会合(最終日)
※終了後、植田日銀総裁による定例会見
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