大日光エンジニアリング（6635）

電子基板実装、一眼レフ用レンズ組み立てが柱。キヤノン向けが中心。同社はモノ作りの現場における先端技術へ積極的であり、自社のDX化も推進。AI(人口知能)機能搭載カメラで自動化された外観検査工程を導入している。また、JAXAの革新的衛星技術実証4号機にバッテリ異常検知システム実証衛星「Mono-Nikko」に超小型宇宙機用インテリジェント電源ユニットを搭載し、超小型宇宙機に搭載するバッテリのステータスデータを取得。バッテリの劣化具合や異常を軌道上でいち早く検知することが可能なインテリジェント電源ユニットの軌道上実証を行う予定だ。

5/15発表の2024年12月期第1四半期決算では売上高96億800万円(前年同期比7.5％増)の増収、経常利益2億700万円(同82.5％増)の増益で着地した。日本国内では売上高は40億900万円(同6.2%減)であったものの、ベトナムやタイ、香港などのアジア市場が堅調で売上に寄与した結果、増収に繋がったようだ。業績予想に大きな変更はなく据え置いている。4/26に中国恵州連結子会社における生産終了を発表し、上記決算に特別損失として計上したもののこちらも影響は軽微であったようだ。

AIのXENOにおける同社の4四半期後の売上高予測は10.51％(10.1億円)増と大幅増収を予想している。宇宙分野で積み上げつつある技術開発が業績向上へ昇華できれば、夢のある宇宙関連銘柄としてAIの予測が現実的になり長期的な思惑によるマネー流入が期待できるかも知れない。目先では5/14に付けた521円をボトムから200日線を支持線としたリバウンド。100日、75日、25日線と順調にクリアし年初来高値更新が射程圏内に収まってきた。


※現在、弊社が公開するコンテンツ情報および配信DMは、投資情報の提供（無料情報の公開およびお知らせ）であり、会員様との現在そして将来の投資助言契約を促すものではありません。ご意見はこちらまで。
https://questant.jp/q/GL9LA1K5?id=%%USER_ID%%