遠藤製作所（7841）

ゴルフクラブOEMと自動車部品、ステンレス極薄管の「メタルスリーブ」などの生産が主力。同社は2/14発表の中期経営計画の中で事業ポートフォリオの再構築を行っている。ゴルフ事業部は医療機器、航空機関連と併せてファインプロセス事業部として高付加価値製品のニッチプレミアム市場を狙い、鋳造事業とメタルスリーブ事業はメタル事業として再編、こちらは量産型の製品市場をターゲットとする予定だ。それぞれで組織間シナジーを発揮する事で投資効率の向上も目指している。

5/10発表の2024年12月期第1四半期決算では売上高43億2900万円(前年同期比11.2％増)、経常利益は4億8700万円(同57.9％増)と増収増益での着地となった、これは売上高ではファインプロセス事業の受注堅調が売上高を伸ばし、メタル事業での生産コスト最適化などが奏功し営業利益を伸ばした事がそれぞれ要因だったようだ。AIのXENOの直近決算分析では同社の通期業績予想平均達成率は190.2%と非常に高い数字を示しており、第1四半期での進捗率も38.1％と順調な事から、今後の業績面での不安材料は乏しかろう。

株価は月足ベースで見ると2020年の3月の水準である362円をボトムに、時折大きな値下がりを挟みつつも比較的順調に上昇を続けてきた。足元では本年4月以降、1000円～1150円ほどのレンジ相場で推移している。6/13には大陰線が示現したものの100日線を支持線として底堅く、6/14の前場(執筆時)時点では切り返している、頭上に走る25日線の突破を達成し浮揚感を得られれば、レンジ上限の1100円台後半まではスムーズな値動きを見せるかもしれない。インする場合は鬼門突破後がベターと言えよう


※現在、弊社が公開するコンテンツ情報および配信DMは、投資情報の提供（無料情報の公開およびお知らせ）であり、会員様との現在そして将来の投資助言契約を促すものではありません。ご意見はこちらまで。
https://questant.jp/q/GL9LA1K5?id=%%USER_ID%%