アナリストコメント

先週の米消費関連指標に続いて、朝方発表の米小売売上高が市場予想を下回ったことで、米長期金利が低下、早期利下げ期待が後押して、米主要3指数は揃って続伸。S＆P500指数が連日で最高値を更新し、またアナリストによってレーティングが引き上げられたエヌビディアが時価総額で世界1位を記録したことでもあって、ナスダック指数も7日続伸し、最高値更新した。

好調な米株式市場高を背景に、週初に大幅安となった東京市場には幅広い銘柄に買いが入り、一時は400円を超える上昇を見せた。しかし、新規での日本株買いは見られないことから、日経平均株価は前日の下げ幅の半分程度の戻り幅に留まった。

東京市場も米株高により買い優勢で始まると見ているが、買い一巡後は様子見するスタンスが続いています。一方、金利低下がグロース株にとってはフォローとなることから、値動きの軽い中小型グロースの反発に期待したい。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：38,482.11（+379.67）
TOPIX　 　　 　 ： 2,715.76（+ 15.75)
グロース250指数 ： 　632.90（- 5.33）

■海外指数

ＮＹダ　ウ　　　：38,834.86（+56.76）
ナスダック　　　：17,862.23（+ 5.21)
Ｓ＆Ｐ 500　　　： 5,487.03（+13.80)

今 週 の 重 要 指 標

6月19日（水）
日　日銀金融政策決定会合議事要旨（4月分）
米　休場
6月21日（金）
日　消費者物価指数・CPI（コア）
市場予想：+2.6％



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