ランドネット（2991）

中古不動産の買取販売、リフォーム・リノベーションが柱。AIやビッグデータを用いて不動産仲介なども行う。同社は2024年1月19日より不動産クラウドファンディング「LSEED」も開始している。不動産クラウドファンディングは、不動産特定共同事業法に則り運営されるもので、資金調達を主な目的としている。募った資金で不動産を購入、運用期間中の賃料収入や売却益を分配金にするという仕組み。同社は預貯金を運用にと言うフレーズを用いている事から、個人投資の形の1つとしてこのサービスの認知拡大を目指しているようだ。

同社HPの「主要な経営指標の推移」を見ると、連結売上高、当期純利益、連結総資産などは右肩上がりの増加を4期連続で継続してきた。6/7発表の2024年7月期第3四半期決算では売上高552億1200万円(前年同期比19.1％増)の増収、経常利益は13億3100万円(同29.96％増)の増益で着地していることから今期も前期比増を維持できる公算は高いものと見る。AIのXENOの予測では同社の営業利益予測成長率は30.54％であり、富裕層の増加や都市化発展を要因に挙げている事から不動産投資増加も期待できるかも知れない。

株価は3/4安値の895円をボトムに上昇に転じた。これはボトム時に急増した出来高が同社への期待感の裏返しであり動意の後押しとなったものと見る。その後、昨年9/8高値1298円付近まで上昇後に調整が入った際にも200日線を支持線として、比較的短期でリバウンドしていることからも風向きの変化が窺えよう。足元では鬼門突破、年初来高値更新達成の状況だが、ボリンジャーバンド+3.0σ付近で推移しているため、反落の高値掴みには細心の注意が必要だろう。


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