■ vol.42　障害者支援事業 ■

先週のお取り組みもお疲れさまでした。
大石です。
今週サイトの部分的なリニューアルが少しづつ進みだした週でした。
見やすく・分かりやすく・濃く深い情報提供に徹します。　

〔 ま え が き 〕-----------------------割愛
　
前回、まえがきにて終了になりましたので割愛させていただいて(笑)

〔 メ イ ン 原 稿 〕--------------障害者支援事業

さて
ご存知でしょうか？
6187 ＬＩＴＡＬＩＣＯ

障害者の就労支援を事業ドメインとして
障害者の職業訓練から就職支援、
企業への採用アドバイザー事業まで一貫して提供。
実は、私が自社で障害者雇用を検討した際に
上場前の同社の発表会へ参加したことがあった縁で長らく監視していた銘柄。

現在厚労省の政策により社員数100名以上の企業は
その総数の2%の障害者雇用が義務付けられており
しっかりと訓練を受けた障害者労働力のニーズは非常に高い状況。
同社のサービスが無かった時代には、
諦め顔の大企業に形式的に採用されることも少なくなかった障害者層。
しかし私が発表会で見た就労支援課程終了後の障害者達は
健常者と引けを取らない、もしくはそれ以上の輝きを持ったスピーチ力で
見学に来ていた担当者達を驚かせていました。

また同社のビジネススキームは
企業側
・敷居の高い障害者雇用を一括で任せることができる
・国から助成金が受けられる
障害者側
・健常者と肩を並べて社会復帰することができる
・助成金が得られる

上記を理由に社会貢献度と安定性の高い収益モデルの両立に成功している。

さらに障害者児童向けの支援事業をおこなうことで
未来の就職予備軍を早い段階から教育することができ
社会復帰という概念ではなく、社会人デビューという概念へ昇華させる。
障害者雇用のニーズがますます高まるこれからの時代には
目立った競合のいない同社の価値は高まっていくのではないでしょうか。

「私が同社のサービスを一部体感した感想」
世間的には、言葉選びや接し方に必要以上に気を使う風潮のあるデリケートな問題だが
同社のスタッフには建前で接客するような雰囲気はなく
障害者側にも企業側にも差をつけることのない、率直で的確なアドバイスに大変好感を覚えた。

〜障害のない世界を作る〜

同社のビジョンに対するコミットメントには嘘偽りのないものを感じる。
いずれ上場することがあれば保有したい。
そう思ったのはもうおよそ2年前のことだろうか。

何気なくチャート見つけて
ふと色々な事を思い出したのでコラムで取り上げました。

最後に同社の現社長は、新卒で入社後１年と３ヶ月ほどで代表に就任。
どんな経過かは詳しく分かりませんが、既定路線ではないのだとしたら
ものすごい出世スピードですよね。


8/22　追記
弊社顧問社労士様に取材協力を頂きました。
雇用する企業側のメリットに特化した内容になっています。
追記致します。ご参考までに

障害者雇用納付金の制度では、
法定雇用率を達成できている場合、調整金を受給できます。
算出方法：その雇用人数×27,000円　　＊人数は月毎に数えます
（正社員で1人を1年間雇用すると、324,000円受給）

また、常時雇用する労働者の数が100人未満の企業において
障害者を雇用した場合は、調整金と同じ算出において
「報奨金」の受給が可能です。

反対に、法定雇用率を達成できない場合、
納付金を納めなければなりません。
算出方法：雇用しなければならない人数×50,000円
（1年を通じて1人雇用しなければならない場合は、600,000円）


制度としては、昨年の4月に改正がありまして
以前は、身体障害もしくは知的障害を持つ方のみが対象でしたが
精神障害を持つ方を雇用した場合も、調整金/納付金の対象と
なりました。

これにより、今後法定雇用率は上昇する可能性があります。
法定雇用率は、5年に1度見直しが行われ、次回は平成30年の予定です。
（平成35年までは、激変緩和措置が行われる見込みです）


〔 あ と が き 〕---------------最後までありがとうございました。

今回銘柄選定を担当する以上
会員様からご満足いただけるクオリティを強く意識してます。
これまでの推奨原稿とは一味違ったものにしようと考えてます。
公開日は24日水曜日
ご購入された会員様、お楽しみに♪

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　執筆：大石 恭嗣