今期の想定為替レートから見た、業績上方修正余地が大きいと思われる企業
あすなろの、年末の想定ドル/円水準は1ドル155円です。
となりますと、期初に円高を想定して業績見通しを計画した企業群からは、「為替差益」分を要因とした業績上方修正が相次ぐものと見ています。
そのタイミングは早ければ3月決算企業の1Q決算発表シーズンである8月、遅くとも3月決算企業の上期(中間)決算発表シーズンである11月と見ます。
当然ながら、大きく円高に振れる事を想定していた企業ほど、業績上方修正余地が大きいものと考えられましょうから、
本日の当コラムでは、主要企業の今期の想定為替レートをチェックしてみたいと存じます。
下記数値は、6月24日時点での弊社調査によるものであり、その情報の正確性は保証できかねますので、あくまでも、ご参考程度にお考えください。
●半導体関連の今期の想定為替レート(ドル/円)
・KOKUSAI ELEC:取引の大半が円建てである事から為替の影響無し
・東京エレクトロン:輸出売上は原則円建てで為替リスクの利益への影響は極めて軽微
・ソシオネクスト:130円
・レーザーテック:135円(6月決算)
・スクリーン:140円
・アドバンテスト:140円
・ディスコ:145円
・ニコン:145円
・東京精密:145円
・信越化学:150円
・SUMCO:150円
●電機大手の今期の想定為替レート(ドル/円)
・ダイキン:138円
・日立/富士通/OKI/パナソニック/三菱電/富士電:140円
・NEC/ソニーG/リコー/オムロン:145円
●電子部品大手の今期の想定為替レート(ドル/円)
・新光電工/ファナック:135円
・TDK/イビデン/アルプスアルパイン/日東電工:140円
・ニデック/村田製/京セラ/太陽誘電/アンリツ:145円
●自動車の今期の想定為替レート(ドル/円)
・ホンダ:140円
・トヨタ:145円
ご参考までに例えばトヨタは、1円の円安が、およそ450億円から500億円もの営業利益押し上げ要因となる事から、仮に今期のドル円レートが155円で推移すれば、営業利益は4500億円~5000億円上振れる事になります。
想定為替レートから見る限り、半導体関連ではソシオネクスト、電機大手でははダイキン、電子部品では新光電工/ファナック、トヨタよりもホンダが、円安による業績上方修正余地が大きいと思われます。
あすなろが、今年の夏の「サマーラリー」を想定している根拠は、11月の中間期決算で業績上方修正が相次ぐのならば、それに3か月ほど先行する形で、株価は上昇し始める、という事なわけですね。
執筆:木村泰章
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆中部飼料(2053)
昨年来高値を更新。
5月2日のご紹介時からの高値騰落率37.08%。
◆ヨコオ(6800)
2000円~2100円レンジから上放れへ!
5月7日のご紹介時からの高値騰落率33.31%。
◆フォーバル(8275)
こちらももみ合いレンジを上放れへ!
4月3日のご紹介時からの高値騰落率25.99%。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪クラウドビッグウェーブ銘柄【AI復刻版】≫
昨年来の高値を更新し上値追いの展開が継続中。
来週にも第2利確ポイント到達か。
◆≪日経平均3万5千円記念即日公開銘柄≫
第3利確ポイントもクリア!
株価2倍水準が射程圏内。
◆≪緊急即日公開銘柄2024[第3弾]≫
こちらは最終目標に到達!
公開から5カ月未満で株価は2.7倍!
◆≪緊急即日公開銘柄2024[第5弾]≫
ゲーム関連の魅力、材料一発で株価急騰というパターンですね。
◆≪緊急即日公開銘柄2024[第7弾]≫
第2利確ポイント目前です。
利益確定のご準備を。
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