GMOパペポ（3633）

GMO傘下でフリーランス向け金融支援サービス、オリジナルグッズ作成なども行う。同社は「ロリポップ！レンタルサーバ」の運営会社として2003年にスタートしたが、現在の事業で注目したいのがハンドメイドマーケットである「minnne(ミンネ)」だ。これは同ジャンルとしては国内最大のもので、コロナ期間のモノ作り需要とマッチし、全国90万件を超える作家・ブランドの1,700万点を超える作品が展示・販売されている。11/30と12/1にはさいたまスーパーアリーナを会場に大規模ハンドメイドマーケットを主催するなど活況のようだ。

5/13発表の1Q決算では売上高26億4713万円(前年同期比3.2％減)の減収、営業利益2億3465万円(同549.3％増)の増収で着地した。利益面ではストック型ビジネスが堅調だった事に加えて金融支援事業での滞留債権の貸倒関連費用が減少した事が大きな要因であったと見る。AIのXENOの同社の総合評価はB+であり、営業利益予測成長率は5年間で64.61％と分析している。要因の中にDX進展、EC利用拡大が大きい事から上掲のハンドメイドサイトも成長に寄与するものと言えよう。

株価は4/19につけた1240円をボトムに、上昇トレンドへ転換。25日線が概ね支持線として機能し揉み合い時も値崩れすることなく、6/24には年初来高値1529円を付ける所まで値をあげてきた。足元は年初来高値後の調整局面だが、6/26には上掲のminnneとのシナジー効果が期待出来るストーリーアンドカンパニー社と連携開始するなど、話題性は多い。このニュースが起爆剤となって切り返しを見せる可能性もあるものと見る。PBRも4.26倍と投資家からの評価も高そうな点は注目に値しよう。


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