FPG（7148）

船や航空機などの税繰り延べオペリースが主力。同社はリースファンド、国内外不動産ファンド、M＆A事業など多岐に渡る事業を展開しているが、その中でも注目したいのが航空事業だ。傘下のオンリーユーエアーではプライベートジェットの航空サービスを行なっている。この中で使用しているHondaJetは36都道府県、72空港での利用が可能な上に滑走路も1500ｍ以上なら離着陸可能で拡大の可能性を秘めている。さらにペット同伴可能であったりエンジン音や振動が大幅軽減されるなど、サービスや快適性を高め個人の贅沢や、法人の接待に向いているなどのラグジュアリーな要素が、今後の景気回復に併せて需要にマッチしていくものと読む。

同社の業績は20年9月期～23年9月期まで4期連続で売上高、経常利益共に成長し増収増益を継続してきた。直近の24年2Q決算でも売上高は506億9600万円(前年同期比56.7％)の増収、経常利益は159億9500万円(同42.5％)の増益を維持している事から5期連続も十分に実現可能の範囲内と見る。AIのXENOも同社の4四半期後の売上高を45.2億円(17.20％増)の増収と評価しており、この分析は同社の業績の堅調さの裏付けとも見る事ができるのではないだろうか。

株価は月足ベースで見ると2020年4月には441円ほどの水準で推移していた株価は、2024年4月には2318円を付けるに至った。これは約4年で2000円弱も株価を上げたことになる。日足に目を向けると、上掲の2318円を付けて以降は調整が続いたものの100日線を支持線として切り返している。直近では赤三兵(執筆時)で年初来高値の更新にチャレンジする局面であり、同高値を無事に上抜ける事が出来れば更なる上値を追う展開も十分考えられよう



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