日経平均レンジ想定:41,400~41,800円
アナリストコメント
直近の米雇用、経済指標が景気鈍化を示していることを受けて注目されたパウエルFRB議長の上院議会証言で、利下げに対して前向きに捉えられ、ダウは景気敏感株が売られたことで小幅反落したものの、ナスダックとS&P500は6日続伸、この日も最高値を更新した。
最高値更新を続けているナスダック高を受けて、値がさの半導体関連株に加えて、日立やソニーといった銘柄まで幅広く買いを集め、東京市場は買い先行で始まった。あっさりと最高値を更新した後も買い遅れた投資家による物色意欲は衰えず、日経平均株価は一時900円を超える大幅高となった。
ここ最近の上昇スピードによる過熱感や今週のイベントを控えて、上値を買い進まれるには材料不足の感が広がっていたが、意外高の背景には「持たざるリスク」が、相場を後押していると思われます。銘柄選びに注意しながらも「循環物色」によって、日本株全体の底上げが見られてることから、利益が出ている銘柄に対しては利確を進め、出遅れ感のある銘柄に乗り換えるタイミングと考えます。また本日もETFの分配金捻出による売り(8日と両日で約1兆2000億円)は、頭に入れておきたい。
主 要 指 数
■国内指数
日経平均株価 :41,580.17(+799.47)
TOPIX : 2,895.55(+ 27.94)
グロース250指数 : 657.93(- 1.00)
■海外指数
NYダ ウ :39,291.97(-52.82)
ナスダック :18,429.29(+25.55)
S&P 500 : 5,576.98(+ 4.13)
今 週 の 重 要 指 標
7月10日(水)
米 パウエルFRB議長 議会証言(下院)
7月11日(木)
米 6月消費者物価指数・CPI(コア)
市場予想:+0.1%
※市場予想を下回ると、景気後退懸念→早期利下げ期待が高まる
7月12日(金)
米 6月生産者物価指数・PPI(コア)
市場予想:+0.1%
※市場予想を下回ると、景気後退懸念→早期利下げ期待が高まる
米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数
市場予想:67.1
※市場予想を下回ると、景気後退懸念→早期利下げ期待が高まる
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