アナリストコメント

日経225先物は大幅安。米国発端の大規模なシステム障害が米株安を招いたことで、日本株市場にも悪影響を及ぼすものと思われる。また、連日高を更新していたNYダウが引き続き軟調であったことで、日本大型株に失望売りが発生しよう。ナスダック指数も下落で国内グロース株も厳しい展開が予想される。

ただ、先述したシステム障害の復旧の案内も開始され徐々に安心感から買いが入ってくるだろう。一方で、ITが万能ではないということが今回の件で浮き彫りになったことからITやDX、AI関連は一時的な手仕舞い売りに見舞われてもおかしくはなさそうだ。

週末の日経平均株価は終値ベースで4万円台をキープ。構成銘柄は底堅さを発揮したようだが、より需給の厚みに信頼感があると見ているTOPIXは日経平均株価以上の下げ。銀行株や保険株だけでなく、幅広い銘柄が決算発表前に売られている可能性も考えられる。本日の日経平均レンジは時間外取引の値幅から想定して39500～40000円。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：40063,79（-0.16％）▲
TOPIX　 　　 　 ：2860.83 （-0.27％) ▲
グロース250指数 ：675.73 （-2.09％）▲

■海外指数

NYダウ　　　 ：40287.53（-0.93％）▲
ナスダック　　　：17726.94（-0.81％）▲
S＆P500　　　　 ：5505.00 （-0.71％) ▲
SOX指数　　　　 ：5267.16 （-3.11％）▲

今 週 の 重 要 指 標

2024年7月24日 水曜日

米　PMI購買担当者景気指数 (7月)
弱い数値が確認できれば株高の材料になりやすそうだ。


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