「人の振り見て我が振り直せ」と申します。

この言葉が今一番当てはまりそうなのは、米国大統領選に臨むトランプ氏かもしれません。

バイデン氏の、高齢によるパフォーマンス低下という面だけを執拗ように攻撃してきたトランプ氏が、民主党候補がハリス氏に「交代」する事で、今度はトランプ氏の高齢によるパフォーマンス低下こそが、クローズアップされるような状況へと変化してきました。

直近の調査結果では、トランプ氏とハリス氏の支持率は「きっ抗」しており、「ほぼトラ」や「まじトラ」ムードは一気に後退し始めている模様です。

いわゆる「ブーメラン効果」です。
対立候補への攻撃が、対立候補の後退により、自身への攻撃根拠になってしまうワケですね。

相場にも「ブーメラン効果」が及ぶ可能性も否定できません。

7月1日の当コラムでもご紹介しましたとおり、
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2024&month=7&date=1
7月初頭には「ほぼトラ」シナリオで米国金利に上昇圧力がかかりやすい、と見られていましたが、「ブーメラン」を想定して「もしハリス」なら、金利は少なくとも、上昇した分くらいは低下しても不思議ではありません。

「なんで円高シフト？」と不思議に思われていた会員様各位も、「異常/想定外」だった7月初頭のドル円や日本の株式相場の急伸が、真逆の「ブーメラン」現象となれば、「一時的に」円高/株安が進む事も、ご納得いただけるのではないかと存じます。

悩ましいのは、「ほぼトラ」シナリオと混同されて売られた半導体関連です。
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2024&month=7&date=18

「混同」及び「ミスリーディング」で売られた印象でしたが、「売られたという事実が」ブーメラン的に巻き戻されるのであれば、当然「買戻し」こそが想定されやすいものの、「もしハリス」シナリオを、「不確実性＝リスク」の再燃と市場が認識すると、もう一段売られてしまう懸念も完全には払しょくできないように思います。

米国大統領選の行方がどうなろうと、ブーメランが「1往復」に留まらず「1.5往復」になろうと、結局のところ「業績相場」と「サマーラリー」を見越して、業績回復や業績拡大が期待される、主力級大型株群に比べてブーメランの影響を受けにくい、中小型成長株群・グロース株群こそを、ガッチリ継続保有しておく事が、「妥当」で「安心」なポジショニングと考えます。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆北陸電気工事（1930）
◆日比谷総合設備（1982）
◆高千穂交易（2676）
しめしめ。
データセンター関連銘柄群、良い押し目との印象です。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆ANAP（3189）
　4月5日のご紹介時からの高値騰落率は遂に100.00％。
　本日の寄り付き近辺で利益確定なさられた方、おめでとうございます♪

◆日本甜菜製糖（2108）
　本日もまだまだ高値を更新！
　国産ですからブーメラン無縁。
　5月2日のご紹介時からの高値騰落率46.34％。

◆旭コンクリート（5268）
　東京は毎日のように雷＆ゲリラ豪雨に見舞われています。
　上下水道関連と目される同社株に対する連想も働きやすいものと見ます。
　5月8日のご紹介時からの高値騰落率16.62％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪億男W会員銘柄-SPECIAL-≫
銘柄公開後の高値を更新。
　ガチHOLDに懸念無しと見ます。

◆≪デジタルジャイアント銘柄 [復刻版]≫
　大幅高で年初来高値を更新。
　慌てる必要はありませんが、決算発表前に高値圏での利益確定を目指してまいりましょう。

◆≪短期S高記念即日公開銘柄≫
　昨年の下落時に開けた窓を「ほぼ埋め」ました。
　さらなる株価上昇に期待致しましょう。



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