わらべや日洋HD（2918）

総合食品メーカーで中食業界首位。セブンイレブン向けが主軸、地食材調達から製造、配送までの一貫システムにより、高品質で安全・安心な中食商品を安定供給している。商品開発力、品質管理力、生産技術力の三つの力を強化し、「食べたい」に応える商品開発を進めているようだ。近年、中食へのニーズが高まる中、同社は持続可能な社会の実現を目指し、環境問題などにも積極的に取り組むとの事。また、国内での事業基盤を強化するとともに、海外展開も加速させ、世界の食文化をリードしていく方針だ。

2025年2月期第1四半期決算では売上高547億2000万円(前年同期比9.9％増)の増収で着地。これは1Q決算としては過去最高の売上高を達成した事になる。AIのXENOによる分析では4四半期後の売上高も6.54％(35.8億円)増と予測。業績ドライバーでおにぎり需要の増加を要因に挙げており、インバウンドでも注目されているおにぎりなどの米飯が今後も売上を押し上げてくるものと見る。

株価は本年1/11以降値を下げ続け、7月に入るまでは軟調な推移であった。動きがあったのは上掲の決算が7/9に発表されてからで、一挙に窓開け上昇。75日、100日線の両線を軽々突破し25日線と75日線がゴールデンクロス。今後は一目均衡表の雲(抵抗帯)上限を支持線として底堅さを発揮してきそうだ。過去最高売上高などを鑑みた、再評価の向きもあると見るのも面白いだろう。


※現在、弊社が公開するコンテンツ情報および配信DMは、投資情報の提供（無料情報の公開およびお知らせ）であり、会員様との現在そして将来の投資助言契約を促すものではありません。ご意見はこちらまで。
https://questant.jp/q/GL9LA1K5?id=%%USER_ID%%