アナリストコメント

米主要3指数は大幅高。当コンテンツにて「重要指標」として挙げていた米PCEの伸びが鈍化したことで、FRBの利下げシナリオに現実味を与えた様子。依然として米個人消費は強かったものの、行き過ぎた経済の強さは中央政府あるいは中央銀行がコントロールするのがセオリーであるから、これも良好な結果と言ってよさそうだ。

今後は国内の決算にも焦点が当たってこよう。今月末の3営業日だけで、決算発表を控える企業数はなんと約470件。記録的な円安とやや保守的な企業の想定為替レートの差によって経常増益となれば、多くの銘柄に買いが入る期待感も膨らむだろう。

先週末の日経平均株価は続落。一進一退の地合いだったものの、大引けにかけて米主要指標等の発表を意識したポジション調整が相次いだ模様。上述の通り、今後好決算企業が続出すると考えれば、押し目としては悪くない相場と読む。日経平均想定レンジは概ね225先物(大阪)の水準を参考に独自に定めた。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：37667.41（-0.53％）▲
TOPIX　 　　 　 ：2699.54 （-0.38％）▲
グロース250指数 ：642.91 （+0.37％）

■海外指数

NYダウ　　　 ：40589.34（+1.64％）
ナスダック　　　：17357.88（+1.03％）
S＆P500　　　　 ：5459.10 （+1.10％)
SOX指数　　　　 ：5103.13 （+1.95％）

今 週 の 重 要 指 標

7月31日水曜日

国内　日銀金融政策発表
　　　政策金利発表
利上げはある程度市場に織り込み済みと見るため、利上げを見送った場合のサプライズに注目



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