アナリストコメント

米主要3指数は上昇。特にハイテク株で構成されるナスダック指数は前日比2％を超える伸びとなった。半導体関連企業やメタの好決算を受け買いが入った様子。米10年債利回りが2％付近まで急落(前日比-0.059ppt)したことも、ハイテク株の相場の押し支えとなったのであろう。

注目のFOMCは金融政策が据え置きという結果となったが、パウエルFRB議長が9月会議での利下げを示唆する発言を受け今まで売られていたような半導体関連銘柄に買いが入った模様。SOX指数は前日比でおよそ7％高と大幅高。エヌビディアは12％以上、クアルコムは8％以上の上昇となりSOX指数を支えた。

昨日の日経平均株価は3万9000円を超える上げとなった。金融政策決定会合は緊縮政策を行う模様だが、不透明感の払拭という意味では好材料で地合いが好転したきっかけと言えそう。円の売りポジションが解消され円高亢進、ドル円は執筆時点で150円28銭。今日は輸出関連銘柄を中心とした売りが上値を抑え、レンジは38300～38900円と読む。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：39101.82（+1.49％）
TOPIX　 　　 　 ：2794.26 （+1.45％）
グロース250指数 ：648.20 （+0.28％）

■海外指数

NYダウ　　　 ：40842.79（+0.24％）
ナスダック　　　：17599.40（+2.64％）
S＆P500　　　　 ：5522.30 （+1.57％)
SOX指数　　　　 ：5233.18 （+7.01％）

今 週 の 重 要 指 標

8月1日（木）

米　ISM製造業購買担当者景気指数 (7月)
前日比の伸びが弱ければ、FRBの9月利下げ観測の更なる補強材料になりそう


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