連休明けの日経平均は、半導体関連株が牽引役となり、一時1000円を超える上げ幅を記録。しかし、先週の荒れた相場を経験した後では、1000円の上昇すら大幅反発と感じられない自分に驚かされる。

会員の皆さんも、同じような感覚を抱いているのではないだろうか。

ボラティリティの高まりは、短期狙いの投資家にとって絶好のチャンスだが、安定運用を目指す機関投資家にとっては見送り要因となることも多い。

今年から株式投資を始めた方にとって、歴史的な急落を投資元年に経験できたことは、長い投資生活で大きな経験値として活かされるべきだろう。誰もが望む右肩上がりの上昇トレンド。しかし、突如として現れる急落もまた、乗り越えるべき試練として立ちはだかる。

急落時にパニックに陥るかどうかは経験次第だ。経験があれば、信用分は早めに対処し、現物分は保留するなどの対応が可能になる。さらに、下落局面に備えてフルインベストメントを避けていれば、むしろ買い増しのチャンスとして活用することもできる。

不安なときに最初に立ち向かった投資家が利を得ている事実も忘れてはならない。全力で買い向かう必要はないが、大きな値幅が出たときには、一度戻りを試すことも相場の常だ。

ポイントは、パニックに同調して成行売りをしないことだ。

■参考：2000年以降の急落相場を振り返る※日経平均
・ITバブル崩壊
2000/4/12～2001/3/13
ピークからボトムまでの下落幅9013円

・リーマンショック
2008/6/6～2009/3/10
ピークからボトムまでの下落幅7434円

・東日本大震災
2011/3/11～2011/3/15
ピークからボトムまでの下落幅1649円

・チャイナショック
2015/6/24～2016/2/12
ピークからボトムまでの下落幅5915円

・コロナショック
2020/2/12～2020/3/19
ピークからボトムまでの下落幅7308円

今回の急落は、日米金利差に伴う為替市場の巻き戻しによる強制売買がトリガーとなったように見えるが、どのような状況でも冷静に相場に向き合い、長期投資か短期投資か、成長株投資か割安株投資かなど、自らの投資スタンスを見直しながら戦略を練ることが重要だと考える。

以上、今日はここまで、


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　Wのウォッチ銘柄
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■DAIWA CYCLE（5888）の戻りが良いので連想されそうな銘柄
・あさひ（3333）

■相場のお陰でボックス相場の下限に到着と見る銘柄
・キリンHD（2503）

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　Wのコラムで紹介した銘柄
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・メイホーHD（7369）
8/7に「節目でサポートされたと見る銘柄」で紹介
13時に発表された今期業績予想を好し、10％を超える大幅高
上手く乗れた方おめでとう！

東映アニメーション（4816）
6/20に紹介し、足元の相場環境を乗り超え紹介後高値更新
心理的節目の3000円と200日移動平均線がほぼ重なる
上手く乗れた方は、実益確保が無難と見る

・巴コーポレーション（1921）
5/27に「25日線で拾いたい銘柄」で紹介
8/5の下落を乗り越え、上昇トレンド回復の流れと見る

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　単発スポット動向
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・あすなろ創業祭2024【金星5倍銘柄】
公開後高値更新！
第1利確ポイントのチェックを！

・緊急即日公開「暴落救済スペシャル」銘柄
公開後高値更新！
荒れ相場の中、買い向かう勇気に感服

・緊急即日公開銘柄2024[第15弾]
7/1第１利確ポイント達成済み
上昇トレンド回帰へ向けV字回復！
短期的に1000円の幅がでたので一部利食いを実行し、再エントリーを検討するべし