現段階では、あくまでも、個人的な「単なる妄想」級のシナリオですので、あすなろとしてのハウスビュー（公式見解）ではありません。
ただ、足元の様々な現況を鑑みると、なんとなく今後、現実化しそうな可能性があるようにも思います。

まず、お米が不足気味の状態が続いています。
農林水産省は「2023年の猛暑の影響で1等米の収穫は減ったが、コメ全体の収穫量は平年並みで、民間の在庫は十分にあり、需給がひっ迫しているわけではない」としていますが、事実、お米の流通量は直近に例を見ないほど減少してる事が、日本米穀商連合会による各種調査からも明らかとなっています。
https://www.jrra.or.jp/

お米が不足気味となっている背景は、様々な要因が指摘されていますが、木村と億男Wが注目しているのは、「異常気象」とも言うべき「酷暑」の影響です。

気象庁は8月9日に、「エルニーニョ監視速報」を出し、今現在はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態になっているとしながらも、今後、冬にかけて平常の状態が続く可能性もあるが（40％）、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い（60％）、としています。
https://www.data.jma.go.jp/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html

ラニーニャが発生すると、日本だけでなく世界中で異常な天候になりやすくなるものと考えられており、特に日本では、
「夏は酷暑、冬は寒さが厳しい」という極端な天候になりやすい事が特徴とされています。
前回のラニーニャは2021年秋～2022/23年冬に発生しましたが、この夏の酷暑は「もう既にラニーニャ」なのでは？と疑いたくなるわけです。

夏の気温が体温以上に上がったり、冬の寒さが厳しいと、農作物全般にも大きな影響を与え、お米だけでなく、野菜や果樹の生育障害や品質低下、暑さによる根枯れや寒さによる凍害や低温障害のリスクが高まります。

さらに、異常気象は農産物だけで無く、漁獲量の減少にも影響を与えています。
エルニーニョは今年春に終息したものと見られていますが、海水温の上昇により、日本近海での漁獲高の減少が続き、この海水温の上昇という事象はエルニーニョが終息しても、しばらくの間は継続する可能性が指摘されています。

お米が不足して、野菜も傷み、魚も獲れない。。。

当然ながら、食料品全般の価格はじわり上昇を続け、遂には需要に供給が追い付かなくなって、「プチ食糧危機」に陥る可能性もゼロでは無いものと考える次第です。

慌てて食料品を買い込むというような「過剰反応」は厳にお控えいただきたいと考えますが、当然ながら、聡明な会員様各位には、異なる連想が働く事でしょう。

そうです！
やや単純すぎる発想・連想かもしれませんが、食料品関連株の買いは面白いかもしれません。

奇しくも、株式相場は未曽有の暴落を経た直後である事から、投資家心理も未だ「病み上がり」状態にあるものと思われ、
金利上昇や円高への耐性/ディフェンシブ性に優れている食品セクターは、投資対象として妥当であろうと考えます。

「猛暑関連」という使い古された投資テーマでは無く、異常気象を受けての「プチ食糧危機」シナリオという切り口であれば、「先読み」的にも有効であろうと存じます。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆マルハニチロ（1333）
◆ニチレイ（2871）
◆ヨコレイ（2874）
3社に共通するキーワードは、食品だけではなく、「冷蔵/冷凍」です。
異常気象が続くと、私達の「食」も、冷凍食品ばかりになるかも・・？

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆ANYMIND（5027）
業績上方修正を受けて年初来高値を更新！
　4月3日のご紹介時からの高値騰落率28.94％。

◆クラウドワークス（3900）
大幅高で8月の高値を更新！
　クラウドソーシングで国内首位級。
　7月12日のご紹介時からの高値騰落率19.66％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪緊急即日公開銘柄2024[第4弾]≫
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　一気に窓埋め、25日・75日移動平均線の上抜きが実現！

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◆≪プラチナムGWテンバガー銘柄≫
　こちらも決算発表を受けて大幅高。
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◆≪緊急即日公開銘柄2023[第10弾]≫
　こちらも決算発表を受け窓を開けての株価急伸！
　25日・75日移動平均線を一気に上抜きました。