竹本容器（4248）

化粧品や食品など幅広い分野で使用される容器の企画・開発・製造・販売を手がける。長年の実績と豊富なノウハウを活かし、顧客のニーズに合わせた高品質なパッケージ開発を提供。同社は、環境問題への関心の高まりを受け、植物由来の原材料やリサイクル素材を使用した容器の開発など、サステナブルな製品開発にも力を入れており、持続可能な社会の実現に貢献している点もSDGs（持続可能な開発目標）の観点で特徴と言えるであろう。

直近発表された中間決算では。売上高77億9200万円(前年同期比8.9％増)の増収、営業利益は5億200万円(同128.1％増)の大幅増益で着地。業績予想の進捗率も順調な進捗であると見る。中期経営計画（「2030年ビジョン」）によると、今後はアジアや欧米など、海外を見据えた展開で、売上高300億円を目指すとのこと。AIのXENOによる4四半期後の営業利益を2025/12期2Qと直近発表値の比較で4000万円(12.51％増)と分析。要因としては[プラスティック容器需要の増加]を挙げており、これは環境配慮型の製品の伸長を見込んでいると言えそうだ。

株価は一連のショック相場での下落から復調し、200日線（執筆時：809.8円）を意識した株価水準での値固めを継続している状況と言えそうだ。8/7以降は同線が支持線として機能しており、節目の800円と相まって底堅さの後押しとなっているものと考えられよう。テクニカルでは、一目均衡表の転換線（同：821円）が基準線を上抜けた後であり、「三役好転」に迫る現状を強気転換と見る向きもありそうだ。RSI(相対力指数)も一般的に売られ過ぎと見られる30％台に入り、早晩動意付いてもおかしくはないだろう。