全面安相場でキラリと光る監視銘柄3選
慶応大学発のバイオベンチャー。近視やドライアイなどの眼科や脳活性に特化。
先週は中国の大手眼科用医薬品メーカーShenyang Xingqi Pharmaceuticalと独占的実施許諾契約を締結したことを発表。Xingqi社は中国で眼科用医薬品の研究開発、製造、販売を手掛ける大手製薬メーカーで、本契約により坪田ラボが持つ特許に基づいた治療法を中国で広く提供していく。契約金総額は26億800万円で期初計画には織り込済みだが、今後の業容拡大に期待がかかる。前場は先週の急騰商状を引き継ぎ逆行高。全面安相場では材料株を監視。
円谷フィールズホールディングス(2767)
パチンコ・スロット等の遊技機販売。円谷プロで映像・コンテンツも展開。
直近1Q決算は経常利益が前年同期比52.3%増の33億2800万円と大幅増益で着地。経営面ではグローバル展開拡大に尽力しており、本社やシンガポール子会社に多様なプロフェッショナル人材を配置。ウルトラマンシリーズの商品力強化で、10月に新たなトレーディングカードゲームが15ヶ国で同時に発売される予定。今後の業績寄与に期待がかかる。チャートは昨年12月と今年8月で二番底を形成。リバウンド相場が期待される格好。
エヌアイシ・オートテック(5742)
アルミ製部材メーカー。生産設備用構造材「アルファフレーム」に強み。
前場中に未定としていた25年3月期の上期配当の20円(前年同期は20円)実施を発表。下期配当も21円実施の方針で年間配当は41円となる。このところは2期連続の赤字続きだが今期は黒字転換見込み。半導体関連やFPD製造関連企業の設備投資意欲の改善で受注が回復傾向にあり、製造原価低減に向けた生産体制の見直しの成果も徐々に表れているようで直近1Q業績も黒字転換で着地。前場は出来高を伴い大幅高。出直り相場に期待。
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