モリタホールディングス（6455）
消防ポンプ車の最大手。消火器など防災事業や産業機械、塵芥車、特装車を扱う。
今回目を付けたのは簡易型止水板「フロード・ガード」である。高潮やゲリラ豪雨等による洪水の床下浸水を防止するもので、画期的な浸水対策商品として人気となっている模様。昨今多発する大雨や水害に備え、需要増加が期待される。足元の業績は好調で、1Qは大幅増収増益で着地。通期は最高益更新を見込む。チャートは上昇トレンド継続中で、順張りで監視しておきたい銘柄だ。

イード（6038）
メディア事業や専門性の高いWebサイトを運営。
9/12に日本発ユニコーンの創出を目指す「ON＆BOARD」1号ファンドへ出資したことを発表。日本のスタートアップエコシステムの発展に寄与するとともに、革新的なテクノロジーや事業モデルを持つ企業との連携機会の創出を目指す模様。同社はこれまでM&Aによる事業拡大に成功してきたため、今後も同社自身の新規事業開発や既存事業の強化がより期待できると見て注目したい。チャートは8月の暴落から三角持合いの様相。足元では75日線付近での底堅さを強めており、上放れ期待で監視。板が薄いため大量買いは控えたいところ。

コスモバイオ（3386）
バイオ専門商社。研究用試薬や実験機器、臨床検査薬などを扱う。
8/5に発表の2Q累計決算は経常利益が前年同期比38.9％減の3億3700万円となるも、通期計画4億5000万円に対する進捗率は74.9％をクリア。同時に自社株買いと配当予想の増額修正も発表している。期末配当予想は20円増額の36円に修正し、年間配当予想は50円（前期は30円）。また、9月に入り英国やスイス企業と立て続けに独占販売代理店契約を発表しており話題性が豊富なほか、光通信が買い増しを続けていることも注目と言えよう。