ファーマフーズ（2929）

健康食品やサプリメントの製造・販売を主力とする企業であり、特に鶏卵由来サプリや、ギャバや葉酸といった機能性食品素材を独自に開発し、自社ブランド製品として展開することで高いシェアを獲得している。同社は、健康意識の高まりを背景に、機能性食品市場の拡大とともに成長を遂げており、近年では、抗体医薬品の開発にも注力し、新たな事業領域への進出を図っている。また、同社の卵殻膜繊維「オボヴェール」はリサイクル意識の高まりからアパレル業界から注目されている。


9/12発表の2024年月7月期通期決算では売上高621億4700万円(前期比9.4％減)と減収であったものの経常利益は52億4900万円(前期比48.2％増)と増益での着地であった。AIのXENOの分析では同社の4四半期後の売上高を7億6000万円(5.08増)の増収、営業利益は5億4000万円(29.11％)の増益としている。AIはセグメント及び業績ドライバーにおいてサプリメント需要の増加を指摘しており、今後も健康志向の高まりが同社の追い風になってゆく事を指摘しているものと見る

株価はショック相場後に1000円台を一端は回復したものの、9/3に1000円台を回復して以降は再び調整入り。以後は軟調な展開が続いていた。直近では10/22に伊藤忠（8001）との資本・業務提携の締結が発表された事を材料としたと見られる再動意で、一時は上値を抑えてきた25日線の上抜けに成功。一目均衡表でも基準線を転換線が上抜け強気転換となっていることから押し目を拾う機運が高まってきたと考えられそうだ。