千客万来！よくぞ参った！そなたの来訪、心から嬉しく思うぞ。

本日はな、拙者が個人的にイヤらしいと思うものについて話そうと思うのである。

これは正直あまり話したくはないのだがな……

その、実はな……

どんなイヤらしい話かと申すと……その……

株主優待廃止である。
うーむ、これは実にイヤらしい措置であるな。どうやら世の株主もこれは嫌らしい。

だが、優待が廃止になっても悲しむ事ばかりではない。こたびはそんな話をいたそうと思うぞ。

むむ、いかがいたした？
砂を噛むような渋い表情で溜め息などついて。

辛気臭い溜め息などつくでない！幸せが逃げる！
＜ﾄﾞﾄﾞﾝ＞

株主優待が廃止は確かに嫌なもの。今まで一定の株数を保有しているだけで貰えたものが貰えぬのだからな。
だが株主優待が廃止されることは、企業にとっても株主にとっても、それぞれ異なる利点をもたらす可能性がある事も知っていただきたいのである。

確かに株主優待制度の廃止は株主全員にとって必ずしも利益になるとは限らぬし、
株主優待を目当てに投資していた個人投資家にとっては、魅力が減ってしまう可能性があり、株を売却してしまう事もあろうな。

だが、そうした一次的な側面だけでなく、もう一歩奥側を覗き込んで見てはいかがであろうかと提案したい。

まず企業側にとっては、優待品の選定や発送、管理などにかかる経費を削減できるため、経営効率化に繋がろう。
また、株主への利益還元をより安定的な配当金増額や自社株買いといった形で実施できるようになり、株主に対してより公平な還元が可能となろうぞ。
ここがこの提案の太字　【肝】である。

さらに申せば株主優待制度は、小口の個人投資家を主な対象としている場合が多く、海外の投資家や大口投資家、機関投資家にとっては魅力が低いという側面もある。
優待制度を廃止することで、より幅広い層の投資家を惹きつけ、企業価値向上に繋がる可能性も十分考えられるのではなかろうか？

株主にとっては株主優待に代わって、より直接的な形で企業の成長による利益を享受できる可能性がある事がおわかりいただけたであろう。

何事も物の見方は一つではないと言う事ぞ。

配当金が増額されれば、投資額に応じた安定的な収入を得ることができ、自社株買いが行われれば、保有株式の価値が上昇する可能性も考えられる。
また、株主優待制度が廃止されることで、企業がより成長に注力できるようになるとも見る事が出来る。長期的な視点で見た場合、株価の上昇につながる可能性もあるのでは、と言う事であるぞ。

ではここでネイティブ・アメリカン※1　の諺を引用いたそう。

「問いを持った部族は生き残ったが、答えを持った部族は滅びた」

何事にも雛鳥のごとくただ口を開け受け入れるのみでは発展も向上も少なかろう。この諺の通り、常に問いを持ち続けてこそ成長があるものと心得よ。

さて、話を聞いていただいた褒美として「株主優待を廃止したが、拙者が逆に今後に期待できると見ておる銘柄」これを紹介いたそう。

まずは四国化成ホールディング（4099）である。7/30に自社製品1500円相当などの優待廃止を発表したものの、10/30発表の直近決算は増収増益で着地。業績は堅調でありで配当も期待できそうであるぞ。
お次はストライク（6196）。こちらは皆が大好きクオカードを優待内容としておったが、こちらも7/30に廃止を発表しておる。こちらも10/30発表の決算で売上高、営業利益、経常利益すべて揃って前年同期比同期で約30％近い増加と順調であるぞ。
最後はeBASE（3835）である。同社もクオカードを贈呈しておったが5/15に優待廃止を発表しておるな。またまたこの銘柄も増収増益を維持し、業績はよいものと見るぞ。

以上である。

結局のところ、言ってしまえば株主優待も配当金も賃上げも設備投資も全ては同じ企業の原資から出ずる物。

それをどこに分配するのかが経営者の腕の見せ所であり、投資家はそれを読んで投資先を決める。それこそがイヤらしくない清楚～な投資と呼べるのかも知れぬな。


～　言の駿馬で次回も駆けて参ろうぞ　～

アスナのおまけ註釈

※1　ネイティブ・アメリカン
アメリカ大陸にヨーロッパ人が到達する以前から居住していた先住民族の総称。多様な文化を持つ数百の部族から構成され、それぞれの言語、宗教、生活様式を持っていた。ヨーロッパ人の到来以降、病気の蔓延、土地の奪われ、文化の破壊など、多くの困難に直面し、人口は激減した。現在も多くの部族が伝統文化を継承しながら暮らしているが、現代社会との共存という課題を抱えている。「インディアン」とも呼ばれるが、これはアメリカ大陸をインドと勘違いしたコロンブスの誤解から生まれた名称であり、ネイティブアメリカン、アメリカインディアンなど呼称は様々な議論がある

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　アスナの偵察中銘柄
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四国化成ホールディング（4099）
ストライク（6196）
eBASE（3835）

S級プレミアム☆テンバガー権利銘柄（****）注目!

※アスナが取り上げているのはあくまでも【紹介】であり推奨ではありません。株価の上昇を約束するものではなく、投資の最終的なご判断は自らの責任でお願い致します。

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　偵察中銘柄の戦況伝達
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☆紹介後 株価2倍超え銘柄☆

☆グランディーズ（3261）
6/20より偵察中

☆リベルタ（4935）
7/2より偵察中
上昇率220.83％(株価3.2倍)

☆POSTPRIME（198A）
6/13より偵察中
上昇率217.11％(株価3.17倍)

☆倉元製作所（5216）
4/29より偵察中
上昇率174.17％(株価2.74倍)

☆ウェルディッシュ（2901）hot!
9/3より偵察中
上昇率144.19％(株価約2.44倍)
紹介時より順調な歩みを経ていよいよ2倍！
上手く乗れた者はニッコリであろう。

☆グロースxP（244A）hot!
9/10より偵察中
上昇率131.12％(株価約2.31倍)
破竹の勢いにて遂に紹介時より株価2倍超え。
利を得た者は笑いが止まらぬであろう？

∇大塚ホールディングス（4578）
7/17より偵察中
上昇率29.88％
拙者は大型株も勿論扱えるのである。
1万円台も視界に入ってきたか。

∇リブワーク（1431）NEW!
8/8より偵察中
上昇率23.94％
熊本・福岡地盤の住宅関連企業。
75日、100日線を超えて視界が晴れて参ったぞ。

∇ディー・エヌ・エー（2432）NEW!
9/9より偵察中
上昇率19.12％
傘下プロ野球球団の日本一を予想し網を張っておったが先読み成功である。
ご祝儀相場的な可能性も考慮し、利食いしておくが良かろうな。

（紹介時からの高値騰落率で表示。執筆時点）

【一騎騰千、利食い千人力であるぞ】

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