株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2024-11-07 11:10:00

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全体フォロー:乗り遅れ注意!年末ラリーに向けてリスクオン!

意外なほどアッサリと、米国大統領選挙は決着しました。
選挙の結果と、それに対する見識者の意見はさておき、あすなろが従前からお伝えしてきたとおり、大統領選挙が株式相場にマイナス影響を与える可能性が無い事は、会員様各位にもご納得いただけたものと思います。

米国の金利が上昇し、それによって再度インフレが意識される事から米国株は一旦買われ、FOMCでは利下げが行われるでしょう。
日本も円安が進む事に歯止めをかけるべく、日銀は年内にも利上げに踏み切るかもしれません。
日本でも、「悪いインフレ」による現金価値の目減りをカバーする為に、インフレに強いとされる資産の代表格である、株式への資金流入が期待されましょう。

足元の国内の決算発表シーズンの進捗は、今のところ、期待していたほど強くは無い印象です。

懸念されているのは、中国の景気回復のスピードです。
中国政府による刺激策を受けても、実際に景気回復が実感されるのはもうちょっと先となりそうな点が指摘され始めており、中国向けのエクスポージャー(関わり合い)が大き目の日本企業、特に、自動車生産の本格的回復は、今下期(つまり10月以降)と見られていた想定が、概ね3か月、最大で6か月ほど、後ろズレしてしまいそうな印象です。

となると、機械全般や半導体をも含む電気機器、電子部品を取り扱う企業等の業績も、年内は足踏み状態となってしまう恐れがあるわけです。

ゆえに、昨日の日経平均の1000円高は、合理的な根拠の乏しい上げ幅とタイミングだったように思います。
本日は当然ながら、その「余分な過熱感」が全体相場の重石となり、米国株の大幅上昇への追従買いは流入するものの、日経平均が4万円台でもガンガン買い進まれるような展開は想定し難いように思います。

じゃあ、買えないじゃね~か!?
いえいえ、そうじゃありません。

株式相場は、数々の重要なイベントを乗り越え、織り込み、消化して、ようやく「通常・正常」状態に向かいつつあるのです。
「通常・正常」状態とは、外部要因の影響こそを大きく受けて株価が乱高下するのでは無く、株価の最も重要なファクターである、企業業績こそを織り込む形で株価が形成される状態を指します。

思い出してください。
日本は今、長らく続いた「金融相場」から抜け出し、「4つの相場サイクル」のうち「最強」とも目される、「業績相場」の入口に差し掛かっています。
ご周知のとおり、サイクル上、「金融相場」の次は「業績相場」が来るのが常であり、「業績相場」をスキップして「逆金融相場」へ進む事はありえません。

上掲のとおり、悪いインフレ(コスト増によるインフレ)下にあるからこそ、日銀は利上げのタイミングに慎重となっているわけで、景気が拡大しすぎてインフレ(良いインフレ)になる事を抑制する為に利上げを考えているワケではありません。
言い換えれば、「逆金融相場」ではないのです。

「業績相場」が株式投資における「最強」相場と言われるゆえんは、マクロ要因よりも個別銘柄の業績等のミクロ要因を背景に株価が上昇するという、「通常・正常」状態と目されるからです。
マクロ要因・外部要因による影響が薄まって、「業績相場」が正常に機能するであろうから、最強で、リスクオンなワケですね。

あすなろの、年末の日経平均/ドル円の想定は、既にご紹介申し上げてきたとおり、42000円/150円です。

中国の景気回復スピードというマクロ要因が懸念されても、「最強業績相場」ゆえのミクロ要因に対する期待感が上回るであろうから、主力級大型株の上値を追うのでは無く、業績推移好調の中小型成長株群こそを買おう、と申し上げたいと存じます。

『主力級大型株群は、全体相場の急落時に突っ込み買いする事を想定して、上値を追わずに押し目を待つ』
『中小型成長株群は、しっかりBUY&HOLDしたまま年末ラリーに備える』

年末ラリーに乗り遅れないように、リスクオン目線で、この2つを徹底してまいりましょう。

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