株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2024-11-08 09:45:00

株ドクターマサトの投資家診療所

IMV(7760)の高騰について


▲私は常に監視されている

おはようございます。

本日の日経平均株価は大幅高。

今日こそ4万円台を目指すかもしれない。

ただ、トヨタ(7203)やホンダ(7267)、スズキ(7269)、マツダ(7261)が弱い。

円安だが海外販売比率が大きい完成車メーカーは、販売国の経済低下の影響を受けているのであろう。

半導体製造装置関連銘柄はまちまち。

業績展望は良くとも、トランプ氏の輸出戦略による海外販売額の低下を織り込みつつあると思われる。

ただ全体的に強さが見られるため、特段懸念する必要は無いだろう。

グロース株も概ね堅調。

ボラティリティが大きいバイオベンチャー株は苦戦している様子ではあるが、内需系は強い印象で、これは国内消費をけん引しているインバウンドの結果と見る。

これらのシナリオが変わらない限り、日本株高は続こう。


さて、掲題のIMV(7760)の件についてお話したいことがある。

この銘柄は私が10/24の朝に本欄にてご紹介した処方箋銘柄であり、昨日は高騰。

上手く乗れた方はおめでとう。

昨日のローソク足は大陰線であり、本日は全体相場のお陰か小幅高。

セオリー的には利益確定がベターだろう。

業績予想の上方修正を発表したことで短期筋・決算プレイ組の買いを招いているようだが、出来高を見てみるとまだ売りが抜けきっていない様子。

つまりここから下がると下げ幅が拡大する可能性も考えられるため、早めの売却が宜しいだろう。


突然ではあるが、ジョン・ナッシュという人物を貴方様はご存じだろうか?

いわゆる「ナッシュ均衡」を発見した大経済学者で「ゲーム理論」の構築者。

この理論は現実世界でも、株式投資にも応用できると思う。

簡単に言うと「ナッシュ均衡」の状態は、全てのプレイヤー(投資家)が、その時点で他の戦略を採用しても効用を得られない状態のことだ。(「囚人のジレンマ状態は除く」)
*売っても買い増ししても利益が得られない状態のこと。

つまりナッシュ均衡“以外”の状態となる戦略を貴方様は選択すれば「勝てる」という訳だ。

こういった理論が自然に、抽象的ではあるが理解していたであろうケインズ等は株で大金を築いた(当時、「ゲーム理論」は存在しなかったけれども)。

「創造的破壊」で有名なシュンペーターは投資で大損。

この違いが戦略であり、均衡となる状態からの戦略を読めたか、できなかったかの違いかと思われる。

もちろん、株式投資において、全ての投資家が「なにもしない(保有継続)」を選択し、ある投資家が含み益の状態で「利食い」すればそれはナッシュ均衡ではない。

まあスニッチに近いけれど、これが「囚人のジレンマ」。

2人の囚人が2つの部屋に隔離された状態で選択する合理的な行動は「黙秘」かと考えるだろう。

ただ、このゲームでは、片方だけが自白すれば、その人物だけ利益を得ることが可能。(片方は懲役となる)。

ようはスニッチ(チクリ)って訳だ。

A氏とB氏(もう一人の囚人)が協力して「自白」もしくは「黙秘」を「協力」すれば、両者共に少ない懲役で済む。

これが協力的ゲーム。

この状態が「ナッシュ均衡」と言えるかもしれないが、ここに落とし穴が。

A氏にとってより合理的なのは、A氏が「自白」B氏が「黙秘」すること。

「あれ? 株式投資にも同じ状態があるよね?」

つまり株式投資にナッシュ均衡は存在しないことになるんだね
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ナッシュ均衡」の戦略が存在する(と思われる)のに、更に利益を得ることができるオプションが存在するという「矛盾」こそ「囚人のジレンマ」(パレート最適)と言うことができる。

競争市場ではかつて協力的ゲームでカルテルが行われていたが(昔のアメリカとか)、日本の牛丼チェーンは各社「値下げ」を選択したことで、非効率的なゲームを自ら主導してしまったと言える。

まあデフレ期待を一層、消費者に浸透させた「牛丼屋」の罪は大きいよね……。

株式投資では、いわゆる「売り抜け」等が非協力的ゲームであり、最も効用(利益)が得られる戦略と言えよう。

例えば上がりつつある銘柄の中で貴方様が採るべき戦略は「保有継続」「買い増し」「利益確定」だろう。

市場参加者全員が、「保有継続」を選ぶともみ合い商状となる。

「買い増し」なら株高となり、投資家は利益を得られるかもしれないが、この状態で「売り抜け」することで、このオプションを選択した投資家のみが利益を「その時点」で利益を得ることができる。

そして「保有株数の一部」を利益確定、といった方策も有効と言える。

つまり、上がり続けている単発スポット銘柄を保有している場合、まずは【ハッピーレター】を参考にして頂きたいが、まずは「保有株数の一部の売り抜け」が合理的な投資行動と言えるだろう。

ネット上で有名になった急騰株に今から参入する際は?

残念ながらその時点で、そのゲームの末路は「負け」しか存在しないだろう。

上記の非協力的ゲームで利益確定による売り抜けを選択する短期筋が多いと想定すれば、そこから押し目で入るとしても……。

売り抜けされた時点でモメンタムは低下していることから「冷やし玉」が入り多くの投資家は売り抜けを選択しよう。

つまり殆ど負けしか残されていないため、常日頃から私共は上昇率上位の銘柄に飛び付くことはオススメしていないのだ。

負ける確率が高いゲームに初めから参入する賢明な投資家は居ないだろう。

この理論を頭の中に入れて置けば、「決断が速くなる」

慣れれば一瞬で合理的な戦略を選択することができるようになるからであり、経営者はこの考え方を実施しているのではないだろうか(ちなみにMBAでは必修課目である)。

貴方様が保有されている銘柄で、この「ゲーム理論」をしっかりと考え、戦略(経済学的な意味であり、この場合は戦術だろうが)を練ってみるのも面白そうだ。

ただ、保有銘柄全て、そんな理論を応用すると「脳が汗をかく」だろう。

投資戦略及び戦術は、全て弊社の筆頭アナリストである億男Wにお任せを。

もちろん、お買い付け頂く銘柄もW氏が選んだ銘柄。

それが「億男Wのぶっこみ大儲け銘柄」なのである。

楽したい方、ガチのプロの投資戦略や戦術、銘柄選定眼を知りたい方はお買い付けをオススメ。

本欄末尾に詳細が見られるページに飛ぶ画像があるため、後ほどその画像をクリックしてご覧あれ。

次回以降は制度学派のブキャナン氏や、アメリカ学派で皮肉好きなヴェブレンの理論と、それに通ずる銘柄もご紹介したいと思う。

さて本日も処方箋銘柄を3銘柄処方致す。

それではお大事にどうぞ。


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■ マサトがご紹介した銘柄
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注目するグロース3株
テクノロジーズ(5248)
GMOリサーチ&AI(3695)
ビジネスコーチ(9562)

こちらが私の大本命と見てます
億男Wのぶっこみ大儲け銘柄(****)HOT!!


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■ マサトがご紹介した銘柄の動向
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コムチュア(3844)HOT!!
配信日:2024年10月29日
高値騰落率は36.44%。コラムをスタートして早速処方箋の効き目が表れてきたようでとても嬉しい。

IDHD(4709)HOT!!
配信日:2024年10月31日
高値騰落率は18.29%。ご紹介日翌営業日に大陽線での急動意付きと、次営業日の更なる大陽線。涎が出そうなチャート。

先述したプロの銘柄。

億単位のマネーを扱っていたWだからこそできる芸当をこの銘柄で知るがよろしいだろう。

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