全体フォロー:世界最大のクジラが動き出す!?(4つのシナリオ公開)
まずは、日銀短観の影響による国内利上げの有無についてですが、
日銀短観の結果は、国内の金融政策において利上げの有無を判断する重要な材料となります。特に企業の景況感や物価動向に関するデータが注目され、景気が予想以上に堅調でインフレが継続的に進行している場合、日銀が利上げに踏み切る可能性が議論されるでしょう。
★あすなろのシナリオ1:
12月の日銀短観における大企業製造業DIが9月調査比で横這い(+13)、先行きがやや悪化の+11程度であれば、12月の金融政策決定会合で、0.25%の利上げに踏み切る可能性アリ。
★あすなろのシナリオ2:
12月の日銀短観における大企業製造業DIが9月調査比で下ブレして+11以下となり、先行きも+9程度へ悪化すれば、12月の金融政策決定会合での利上げは見送られ、1月の利上げも見送られる可能性アリ。
次に、世界最大のクジラの動向についてですが、来年度(来年の4月から)、GPIFが日本株のウェイトを引き上げに動く可能性があり、その場合は1月から毎日1500億円程度を市場で買い続ける可能性アリ。
GPIFが運用利回り目標を0.2%引き上げる案が浮上した事により、投資対象として日本株のウエイトを引き上げるであろうとの思惑が市場で拡大しつつあります。
新年度(来年4月)からウエイトの変更があるとすれば、その開始前に各資産のウエイトをある程度変更後の数値に近づける必要があり、仮に日本株ウエイトの中央値を5%引き上げとなると、12-13兆円の買い需要が生じるものと試算されます。
12兆円÷4ヶ月間で、1か月あたり3兆円の買い、さらには、取引日を1カ月20日と想定すれば、3兆円÷20日で1日あたり1500億円程度を毎日市場で買い続ける事となり、日本株にとって大きな買い支え要因と考えられましょう。
★★GPIFの日本株買いを見込んだ先回り買いを市場が意識しやすい局面★★
https://www.mhlw.go.jp/content/12501000/001342993.pdf
★あすなろのシナリオ3:
12月16日(月)~ 12月20日(金)の12月第3週と、12月23日(月)~ 12月27日(金)の12月第4週に、株式市場が押し目を形成する場面があれば、GPIFの日本株買いを見込んだ先回り買いが入り一時的なものとなり今年最後の買い場となる可能性アリ。
★あすなろのシナリオ4:
年末の日経平均42000円、ドル/円の為替水準を150円との見通しを維持する。
総論として、12月中に相場が下押しする局面があれば、そこを格好の買い仕込みタイミングと見て、積極的に買い向かいたい。
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