全体フォロー:またも読みどおりの展開:先回り気味にリスクオン!
NYダウが10日連続安となるような事態は、やはり「過剰な偏り」と見られる事から、市場が正常に機能していると仮定するのであれば、当然ながら「過剰な偏り」は一過性の事象として市場で消化され、市場の自律作用によって底入れ反転に向かうと想定されるわけです。
先週の株式市場では、圧倒的に弱気の投資家が多かったものと思われ、日経平均は結局5日全て下落し、6取引日連続安となりましたが、あすなろ「だけ」は一貫して強気の見解をお示しし、今週からのクリスマス・年末ラリーの可能性こそを指摘しました。
合理的根拠の乏しい「ドタ勘」や、相場占星術や、説得力の乏しいアノマリーの類を信じたのではありません。
あすなろは、「市場が正常に機能している事」こそを信じて、数々の指標等から、今週以降年末年始に向けた「相場の流れ」を予測したうえで、「先回りでリスクオン」する事をご提言したまでです。
「当てずっぽう」や「個人的な思い込み」では無く、むしろ、「市場の身になって」この先の流れを考慮した、と申し上げても宜しいかもしれません。
では、年末年始、1月いっぱいくらいまでの相場の流れについて、あすなろの見解を簡単にご紹介致しましょう。
★年末相場はヒト以外が先回りでリスクオンに動く可能性アリ★
クリスマスで、年末で、ヒトは投資行動を控えたとしても、機械は、ロボは、AIは、休みなど関係無しで働いてくれる事でしょう。
となるとヒトが、中長期目線のシナリオ投資によって、現段階が買い仕込みの好機と見込むだけでなく、テクニカル面を重視した、短期目線のトレーディングが、「潮目の好転」を察知して買いを入れる可能性が高いものと見ます。
日経平均は本日、一目均衡表上の雲(抵抗帯)の上抜きを試している印象です。
年末年始は、こうしたテクニカル面の好転を示すようなサインやシグナルを察知して、ヒト以外のトレーディングロボの買いが相場の下支え要因となりましょう。
★年始相場はヒトが半導体関連を中心にリスクオンへと動く可能性アリ★
年始(おそらく1月10日で終わる週)には、半導体ファウンドリ大手のTSMCが月次売上を開示する予定です。
エヌビディアが開発してTSMCが製造するGPU「ブラックウェル」は、11月~1月に量産体制に入る事が計画されており、11月が低調だった反動から、さらには、1月終盤には春節の影響で工場稼働が休止する事から、12月の製造に拍車がかかる見通しです。
半導体関連銘柄群全般に対し、ヒトによるシナリオ投資の買いが広がる形でリスクオンが意識される事となりましょう。
★2024年1月~3月の「AI祭り」相場が再現される可能性アリ★
年始から本格化する半導体関連銘柄群を中心としたリスクオンは、1月~2月の決算発表シーズンを経て、2024年1月~3月のような、AI関連銘柄全般に対する再評価相場へとつながるものと見ます。
先回り気味にリスクオンを狙いたい会員様は、今週中にも買い仕込みを、年明けのAIラリーのスタートを確認してからリスクオン、とお考えの会員様は、年末年始は利益確定を優先して、投資枠の確保・準備をなさってください。
年末年始にさしたるリスクイベントは無いものと想定している事から、過度なリスクオフの必要性は無しと見ます。
むしろ、先回り気味にリスクオンするくらいのスタンスをご提言したいと存じます。
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