ちょうど1年ほど前の当コラムでは、東証＆経済産業省が共同で、2023年度の「DX銘柄」と「DX注目企業」を選出したというお話をご紹介しました。
こちらです。
https://1376partners.com/user/blog_kimura?year=2023&month=12&date=20

既に「DX銘柄2025」選定に向けた「DX調査2025」は12月23日（月）に締め切られ、
「DX銘柄2025」は例年どおり、5月～6月に選定される事になりましょう。
調査から選定までに5か月もかかるという点からして、「デジタル」感は乏しいように思いますが。。。

「DXグランプリ企業2023」に選出されたトプコン（7732）は、今年も「DXプラチナ企業2024-2026」に選出されていますが、トプコンの株価推移は21年以降、概ね1500円～2000円のBOX圏でもみ合いが続き、10月終わりには、今期の業績予想が下方修正されました。

突如12月10日に株価が急騰しますが、その背景は「非公開化に向けて入札プロセスに入っている」との報道。
つまり、タイミングは不明ながら、トプコン株は上場廃止となる公算が高いと言えましょう。

私は、「政府お墨付きのDX企業」くらいであれば歓迎したいところ、「DX銘柄」という「冠」にはどうにも合点がいきません。

「銘柄」をなんで政府や東証が選ぶんじゃい？

しかも、選出された「銘柄」は、DX化を推進している「企業」に過ぎません。
DX化推進を「支援」するような、IT/DX関連事業者が、その「立役者」的な「功績」を称えられているわけではないのです。
「調査」にしても、第三者機関が行っているワケでは無いのですから、完全に「出来レース」で、企業側にとっては単なる「自画自賛」に過ぎないように思います。

そんなものに、東証や経済産業省が「お墨付き」を与えたところで、投資行動にとっては何の役にも立たないようにも思います。
個人投資家層が、「政府お墨付きのDX関連銘柄」と「誤解」して、買いに走ったら、一体誰が責任を取るんでしょうか？
「投資は自己責任」だからこそ、政府が取引所が、「銘柄として」「お墨付き」なんか与えちゃいけないでしょ～に！

今年の選出企業をご覧になってみてください。(経済産業省HP)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/keiei_meigara/dx_meigara.html
AI関連企業群も、データセンター関連企業群も、フジクラも、さくらインターネットも、選出されていません。
ハッキリ申し上げて「DX関連銘柄」感は非常に乏しいように思います。

会員様各位が良くご存知のとおり、「DX化推進」は「政策」のひとつではあるものの、企業が「DX化」を進める事は、己の事業の生産性・成長性を引き上げる事につながるわけですから、単なる「企業努力」の一環に過ぎないように思います。

ましてや、選出されている企業群にスタートアップや中小企業はほどんど無く、主力級の大企業群の「企業努力」を評価したところで、いかほどの社会的な意義があるのか、大いに疑問です。

昨年のコラムでも苦言を呈しましたが、せめて、「銘柄」という文言だけは削除していただきたい、と熱望する次第です。



執筆：木村泰章

━━━━━━━━━━━━━
　単発スポット銘柄の見解
━━━━━━━━━━━━━

◆≪【歳末大感謝祭】金の福袋銘柄≫
　これぞ「DX関連銘柄」でしょ！
　想定どおりに年初来高値を更新して引けピン（高値引け）！
　明日も楽しみですね。

◆≪木村泰章の天下一銘柄≫
　逆襲感が強まってまいりました。
　売り買いが手控えられがちなクリスマス＆年末なのに、出来高も増加傾向です。
　自動車関連物色の一環でしょうから、年末年始も株価の切り返し基調が継続するものと見ます。

━━━━━━━━━━━━━━
　個人的に注目している銘柄
━━━━━━━━━━━━━━

★【ご祝儀相場期待】超ぶち上げダブルテンバガー銘柄★
2025年大化け株ランキングの上位を飾る銘柄になるかもしれません！
今なら目標株価20倍達成のシナリオが濃厚と見る理由と過去の実力も証明中！
目標20倍銘柄の詳細情報と併せてご確認ください！

▼【閲覧無料】情報は下記の目標20倍ページ画像をクリックしてご確認いただけます。
（※既にご参加済みの方、対象外の方、およびログイン前の状態では表示されません。）
↓　　　　　↓　　　　　↓