▲幕から登場し、お決まりのポーズを決める猫

【速報】日経新聞に銘柄が掲載されました

本日10時42分の日経新聞に、以前当コラムでご紹介したグロービング（277A）が注目株概況として報じられております。（『コンサルのグロービング、株価が急伸　1株を5株に分割』，日本経済新聞，2025/1/24 10:42）

まずは当時から保有されている方、おめでとうございます！

株価は紹介から＋90.36％UP!!

10,000円を超えたところで、逆売り指値を活用しつつ利益を確定していくのがベターかなと思います。

こういった直近IPO銘柄は、過去の値動きをご覧頂ければお分かりの通り、株価の変動率（ボラティリティ）が大きく、さらにその中には取り組みリスクも高い銘柄も存在するでしょう。

基本的に、このようなIPO銘柄における上場後の（長期保有を見据えた）エントリーはあまりおすすめしておりません。

一橋大学の鈴木教授とグロース・キャピタルの共同研究によると、以下の結果が判明したからです。

上場後3年間での業績の伸び悩み – 全体の1/4以上の企業は上場後3年間で売上成長が見られず、営業利益においては上場期から3年間で中央値-0.6%、平均値+2.3%とほぼ成長が見られなかった 1)

株価は中長期的にファンダメンタルを織り込んで形成されると想定すれば、ほとんどの直近IPO銘柄の株価は低迷が続くことが可能性として考えられるというわけです。

ただ、上場というイベント性から、上場後は短期的に株価の上昇が発生しやすいため、グロービングも株価が2倍近くになったのであると考えられます。

しかも、まるでカンフル剤のように、1/14の決算発表後に市場から注目を集めた後のタイミングで株式分割に関するIRを発表し、株価上昇の持続性を保ったということになります。

ファンダメンタルというよりは、市場参加者の注目を集める形で、いわゆる人気度ともいわれるPER主導型の株価上昇（「期待」を反映する株高）と分類できるでしょう。

こういったパターンの銘柄は、短期保有で短期での利食いが無難かなと思います。

足元の株価付近で利益を確定しておけば、短期でおよそ2倍の実現益を確保できる見込みの方も多いのではないでしょうか？

ちなみに証券マンの頃は寄り付きで全て売っていましたね。

例えばJR九州（9142）の公募価格は2600円でしたので、5万株“当選”された1人のお客様はほぼ全て寄り付きで売り、初値3100円でしたから約19％の上昇、一発で2500万の利益を獲得されておりました（売買手数料や税金を除く）。

5000～1万株程度は「応援する気持ち」で、売らずに保有継続されている会員様もいらっしゃいました。

そのような方々はチャートを見ませんから、急な変動でも慌てて売るということはないので、下値を支えてくれる形になっているのでしょうね……。

このように、仮に直近IPO銘柄に取り組む場合は逆売指値を活用しつつ、短期での売り抜けを目指しましょう。

本日の処方3銘柄

不二サッシ（5940）
フルテック（6546）
三協立山（5932）

それではお大事にどうぞ。


1)一橋大学鈴木 グロース・キャピタル株式会社著，上場後の成長の谷に関する共同研究レポート，2021/08，P13
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■ マサトがご紹介した銘柄
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社長大石の大御利益銘柄（****）
＊株価700円以下

不二サッシ（5940）
フルテック（6546）
三協立山（5932）

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■ マサトがご紹介した銘柄の動向
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リベルタ（4935）
配信日：2024/10/21
高値騰落率：1001.84%
⇒たった2ヶ月強で株価11倍。次の銘柄候補はページ下部をご覧下さい

リミックス（3825）
配信日：2024/11/07
高値騰落率：275.32%
⇒今日も上がりましたけど（株価3.75倍）、着実に利食いしておいたほうがよさそうです

グロービング（277A）
配信日：2024/11/13
高値騰落率：90.36%
⇒本稿の通り、短期で利食いを狙うのが無難でしょう！

※値は執筆時点のものとなります。

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