某投資情報ベンダーが集計した、今朝5時時点の個人投資家による、買い予想数上昇銘柄には、昨日10時間超にも及ぶ会見を行ったフジHDが上位にランクインしました。
同社株は売り予想数上昇銘柄でも上位にランクインしています。

「カバナンス」や「モラル」といった、同社の「社会的責任」面に関する世間一般の批判の声はさておき、本日の株価は2000円を挟んでの「高値もみ合い」となり、昨年4月の高値2059円の上抜きをも窺うような勢いです。
世間を大騒ぎさせた事件性からすると、小じっかりな株価推移をちょっと意外に思う会員様も居られる事でしょう。
道義的にけしからん、合理的な買い根拠が乏しい、として同社株を空売りしていたら、逆に評価損が広がる事に怯えてしまう事になります。

果たして、「けしからん」と目される銘柄の株価が上昇するのは「異常」なのでしょうか？

いいえ、そうとは言い切れません。
むしろ、市場は「正常」に機能しているように思います。
同義的に正しいか否かは、「相場」の中では「尺度」にならないケースの方が多いくらいなのです。

今年の大間マグロの初競りに付いた「2億円」という価格を思い出してみてください。
一般庶民から見たら、理解に苦しむ「異常値」かもしれませんが、自由経済下の市場価格形成機能が産み出した価格なのですから、好むと好まざると「正常」と認識すべきでありましょう。

日経平均が大幅下落となる一方で、本日のグロース250指数は、なんと「引けピン」（高値引け）で取引を終えました。
本日配信させていただいた、全体フォローでもご紹介申し上げたとおり、「ディープシークショック」は一過性の事象である可能性が高く、株式相場「全体」に及ぼす影響は限定的と見ます。

中小型成長株群全般はむしろ、主力級大型AI関連銘柄が売られた事により、代替的な買いが向かう矛先となった印象です。

「けしからん銘柄」を空売りして、ショートスクイーズに怯えるのでは無く、BUY & HOLDのシナリオ投資が機能する事こそを信じる事。
リスクオフでは無く、むしろリスクオン局面である事こそを意識する事。
こうしたスタンスを再確認する事こそが、会員様各位のパフォーマンスにプラス作用をもたらすものと信じております。
市場を取り巻く、過度なネガティブバイアスに惑わされないよう、ご留意ください。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆UTグループ（2146）
◆パーソルHD（2181）
◆フルキャスト（4848）
人材派遣に中でも技術者派遣、製造請負等の事業を手掛ける企業群が、概ね株価底入れから反転に向かい始めた印象です。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆リョービ（5851）
　25日・200日移動平均線のゴールデンクロスが示現し、株価はそれらの移動平均線の上を上伸中。
　まだまだイケそうですね。
　昨年8月19日からの高値騰落率21.68％。

◆キヤノン電子（7739）
　過去1年の高値を更新！
　新たに上昇トレンドが形成される初動段階と見ます。
　昨年8月20日からの高値騰落率21.42％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪S級プレミアム☆テンバガー権利銘柄2024≫
　銘柄公開後の高値を更新！
　第1利確ポイントも射程圏内です。

◆≪あすなろハロウィンジャンボ2024【オバケ5倍賞】≫
　銘柄公開後の高値を更新！
　こちらも第1利確ポイントが射程圏内です。

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