グロース250指数の底堅さが際立っている。米国市場が大幅安に見舞われる中でも、日本株は冷静さを保ち、特にグロース市場では静かな強さがにじむ。この背景には、グロース250指数が内需中心の企業で構成されていることがある。

テクニカルを確認すると、過去の下落局面でしばしば「長い下ヒゲ」を形成し、600ポイントを割らせない強い意志がチャートに表れている。2020年3月のコロナショックでは527.3ポイントまで急落したが、見事に切り返して600ポイントを死守。2022年6月の利上げショックでも607.33で踏みとどまり、昨年8月の日銀ショックでは一時482.29まで売られたが、結局600ポイントを取り戻している。そして今月の関税ショックでは531.72まで押されたものの、またも下ヒゲを引いて切り返した。※4/22：前引け658.82ポイント

これだけ600ポイントが守られ続けてきた経緯を踏まえると、過度な下振れを警戒するフェーズはすでに脱したと見るのが自然だろう。むしろ、トランプ政権の下、関税色の強い外交政策が再燃すれば、グロース250のような内需型中心の指数が市場の主役に浮上する展開すら視野に入る。

加えて、東証がグロース市場銘柄に対して改革のムチを振るい始めた点も見逃せない。新陳代謝の促進、IR活動の活性化、M&Aを通じた企業規模の拡大。こうした圧力と期待が、株価の刺激材料となろう。市場再編が形式だけで終わる可能性は低く、本気で株価対策に踏み出す兆しが見えてきた。

一方、米国では関税政策と金融政策がぶつかり合い、市場の不安定要因が増加。米株は下落、ドル安も進行し、グローバルマネーが一時的に行き場を失っている。となれば、外的ショックに強く、為替の影響も限定的な日本市場に資金が戻ってきても不思議ではない。

今後も注目すべきは、グロース250指数に代表される内需主導の成長銘柄だ。テクニカルでは移動平均線の動きや過去の下ヒゲを手がかりにしつつ、攻めの姿勢を崩さないよう心掛けよう。

※なお、2023年11月6日より「マザーズ指数」は「東証グロース250市場指数」へと名称変更されている。

以上、今日はここまで


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　Wのウォッチ銘柄
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■物色の強まりを感じる銘柄
・テーオーHD（9812）
・日本トリム（6788）
・アクアライン（6173）

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　Wのコラムで紹介した銘柄
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■バーチャレクスHD （6193）
『大きな値ブレが発生しそうなチャート形状』でご紹介
配信日：2025年03月19日
高値騰落率：18.16％
関税ショックの下振れは目をつぶっていただき
今日の上振れは的中！

■ プロシップ（3763）
『テクニカルに妙味あり銘柄』でご紹介
配信日：2025年02月25日
高値騰落率：36.56％
絶妙な紹介だった
心理的節目の株価2000円をスルー！
機械的な買いっぽい

■ 物語コーポレーション（3097）
『吞兵衛銘柄三点セット』でご紹介
配信日：2025年03月25日
高値騰落率：13.20％
紹介後の高値更新！
直近の連敗記録は「6」
調整が始まったら「6連敗」がメドか！？

■ ネクストウェア（4814）
『出来高急増銘柄』でご紹介。
配信日：2025年03月21日
高値騰落率：61.27％
過去のチャート形状から長い上髭を形成する傾向アリ
上手く乗れた方は実益の確保をお忘れなく

■ イフジ産業（2924）
『上昇トレンドで踏ん張る銘柄』でご紹介。
配信日：2025年04月09日
高値騰落率：21.03％
紹介後の高値更新！
食品物色の流れと見る

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　米国株動向
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米国市場は荒れ相場につき
安易な買い増し・買い直しは控えましょう

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　単発スポット動向
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・【億男Ｗのバブリーヒルズ銘柄】
一目均衡表「三役好転」！
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・S級プレミアム☆テンバガー権利銘柄2024
25/2/19第1利確ポイント達成済み
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