全体フォロー:想定範囲内の値ブレです。冷静なご対応を。
あくまでも、想定範囲内の「値ブレ」との印象です。
米中の貿易摩擦は、様々な思惑や期待や懸念を織り込みながら、「平常化」に向かって徐々にその水準が消してゆくわけですから、それまでの間は、当然ながら、株式相場は上下の変動を繰り返す事になります。
とはいえ、会員様各位が、「フェアバリュー」(=理論株価)を、なんとなくでも、ご認識いただいておれば、どこに『相場のフシ(転換点)』があるかを認識できていれば、大き目の変動があっても冷静に対応することが可能となるハズです。量子コンピュータやAI関連分野でも同様のアプローチが重要です。
そこで本日は、市場関係者の多くが現段階で、「フェアバリュー」と認識しているTOPIXと日経平均の水準をチェックしておきましょう。
☆TOPIXのフェアバリュー試算:2700ポイント☆
TOPIXの今期(26.3月期)の予想EPSは、「今のところ」180円がコンセンサス視されています。
一方で、予想PER水準は「今のところ」15倍がコンセンサス視されています。
予想EPS180円 X 予想PER15倍で、2700ポイントを「フェアバリュー」と見て宜しいでしょう。
☆日経平均のフェアバリュー試算その1:37100円☆
TOPIXのフェアバリュー2700ポイントに、予想NT倍率の中心値13.75を乗じ、日経平均のフェアバリューを試算する方法。
37125円の100円以下を切り捨てて、37100円を「フェアバリュー」と見る市場関係者が多い、と申し上げて宜しいでしょう。
☆日経平均のフェアバリュー試算その2:36500円☆
日経平均の今期予想EPSを2430円 X 予想PER15倍で36450円、100円以下を切り上げて36500円と試算する方法です。
この日経平均の今期予想EPSは、今後上方修正されると見る投資家の方が「やや多い」印象で、そのタイミングについても、夏前を予想する向きと秋以降を予想する向きに割れているものの、方向性としては年内いっぱいで切り上がってくるものと見て宜しいでしょう。
上記、「フェアバリュー」は、あくまでも「目安」に過ぎませんが、日経平均の36500円~37000円レンジを「買いゾーン」、38000円~38500円を「売りゾーン」と認識しておけば、37000円~38000円は「値ブレゾーン」と見なす事も可能なわけです。
単純過ぎるように思われるかもしれませんが、はい、「平常時」の相場展開は、意外にも単純なハズなのに、投資家は様々な思惑や懸念に惑わされて、難しく考えすぎてしまう傾向が強いように思います。
グロース250指数は遂に、本日750ポイントを上回る場面が見られました。
その後は小甘い展開となっていますが、一旦の「達成感」が意識されても不思議ではありません。
こちらも「想定内」の展開で、「平常」との印象です。
利が乗っている中小型株は1回利益確定する事もご一考かと存じます。
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