ワイエスフード（3358）
九州地盤で筑豊ラーメン「山小屋」「ばさらか」をFC展開する外食チェーン。前期は厳しい外食環境下でも増収と営業黒字化を達成。既存店売上改善と外販事業への注力が奏功している。5/27には代表取締役社長交代を発表し、経営体制を刷新。6/3には須田忠雄氏が15.81％の大量保有を実施し、外部株主による経営改善圧力が高まっている。今期は売上高16.29億円（前期比11.6％増）、営業利益5,200万円（同107.4％増）を予想。株価は短期リバウンドから調整局面だが、経営刷新への期待が高いと見て注目。

MFS（196A）
住宅ローン比較診断やオンライン不動産投資サイトを展開する企業。
直近の3Q決算は大幅な増収黒字転換を達成。住宅ローン比較診断が前年同期比45.1％の高成長を記録し、審査申込数は24,330件に拡大。今期2度目の業績予想上方修正も実施し、通期売上高は25.23億円（前期比33.6％増）、営業利益1.76億円に引き上げた。3四半期連続の黒字化により収益基盤の安定化が確認され、住宅ローン市場の活況とDX化進展が追い風となっている。金融DXの先駆者として、AI活用の信用力分析技術とオンライン完結型サービスが評価され、株価は上値追求が期待される。

エリアリンク（8914）
トランクルーム事業を全国展開する不動産サブリース企業。
直近発表の1Q業績は安定した増収増益を達成。営業利益率20.8％の高収益体質を維持し、ストレージ運用の稼働率85.64％と高水準で推移している。「ハローストレージ」ブランドの物件数は2500件を突破し、全国約11万室のネットワークを構築。都市部の住宅事情悪化と在宅勤務普及により個人向け収納需要が構造的に拡大している。株価は高値圏での利益確定売りによる調整局面だが、ストック型ビジネスモデルの安定性と配当性向35％の株主還元強化により、中長期的な投資価値が高い安定成長期待株としても注目。