選別投資が求められる3銘柄分析
がん・血液・ウイルス感染症分野の医薬品開発に特化するバイオ製薬。
6/10に今期業績予想を再下方修正し、売上高を18億5800万円から14億円(前回予想比24.7%減)、純損失を44億6800万円から45億9200万円の赤字に拡大修正した。主力製品トレアキシンで後発品への切り替えが進行し新規治療薬による処方機会減少も響いており、下半期での売上回復は困難と判断。営業損失は42億6200万円で変更なしだが、外貨建資産の為替変動により最終赤字が拡大した。一方でパイプラインの抗ウイルス薬ブリンシドフォビルでは悪性リンパ腫を対象とした国際共同臨床試験で1例目の患者登録を完了し、将来への布石を打つ。連続した下方修正で株価は安値圏だが、日足ゴールデンクロスで新薬開発への期待が下支えしている様子。
新都ホールディングス(2776)
プラスチック・金属リサイクル事業を展開、子会社化で事業拡大中。
前期決算は北山商事の子会社化により売上高122億9600万円(前期比95.4%増)、営業利益4200万円と大幅な増収増益。今期は経常利益4900万円、来期は2億5000万円(前期比5.1倍)と急拡大見通し。AI分野では米NVIDIA製HGX B200搭載サーバー1000台を導入し、静岡県小山町に300億円投資でAIデータセンター事業に本格参入を発表。カナダのHASHCAT社や米スーパーマイクロコンピューター社との業務提携により、日本のAI基盤構築を目指す。AIテーマ株として監視中。本日決算発表予定。
モンスターラボ(5255)
グローバル企業向けデジタルコンサルティング・開発サービスを提供。
抜本的な構造改革が完了し、直近1Q決算は営業利益9300万円の黒字転換。6/11には米国拠点でStripeの「Payments Specialized Partner」認定資格を取得した。これによりグローバル決済プラットフォームの開発支援とインテグレーションサービスを強化し、収益基盤の多様化を図る。2024年度から米国で先行していたAdyenとの提携を日本市場にも拡大し、医療・保険業界向けサービス展開を加速。AI・データエンタープライズ分野と決済ソリューション分野の両輪で再成長を目指す。足元の株価は急騰商状。200日線突破による売り物の吸収に期待したい動き。
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