【トヨタの決算について】

トヨタが2026年3月期の業績見通しを上方修正。
営業収益は、これまでの48兆5000億円→49兆円へ引き上げ（前期比＋2％）。
営業利益も3兆2000億円→3兆4000億円へ見直された（前年より約29％減）。
また、為替レートの前提も1ドル＝145円→146円に変更。

今回の上方修正は、堅実な見通しを出してきた印象。
市場の期待値が高かったため一時的に株価が反応しましたが、為替の追い風や販売台数の底堅さを考えれば、中長期的には再び上向く余地が十分あると感じる。
焦らず「安定のトヨタ」として腰を据えて見ていきたいところ。


【グロース250指数に「カラカサ」出現！】

ローソク足チャートで「カラカサ」とは、下落トレンドから上昇トレンドへの転換を示唆する代表的なシグナルの一つである。
形としては、実体（始値と終値の差）が小さく、長い下ヒゲを持つローソク足を指す。
上ヒゲはほとんどなく、まるで“逆さに吊るされた傘（カラカサ）”のような形状をしているのが特徴だ。




この形が意味するのは、
「一時的に強い売りが出て大きく下げたものの、最終的には買い戻しが入り、株価が押し上げられた」
という市場心理の変化である。
つまり、売りの勢いが弱まり、買いの力が台頭し始めているサインと言える。

特に、下落トレンドの終盤や安値圏でこの形が出現した場合は、相場の転換点となる可能性が高い。
カラカサの翌日に陽線が出現すれば、反発の信頼性がさらに高まるとされる。

逆に、上昇トレンドの天井圏でこの形が出た場合は、売り転換の兆し（上ヒゲの長い“トンカチ”）として機能することもあるため、文脈を読み取ることが重要である。

まとめると、カラカサは「売りの限界と買いの目覚めを示すサイン」。
ローソク足1本の中に、投資家心理の“攻防の痕跡”が詰まったシグナルであり、相場転換の初動を見極める上で頼もしい手掛かりとなる。

明日は、大化けの兆候サインと目される「ますかけ線」について解説する予定。
チャート形状が物語るサインを見逃すな！

以上、今回はここまで。

追記：カラカサが出現し、中小型成長株には底打ちから反転への機運が高まっている。
このタイミングで、早く会員様にお届けしたい銘柄がある。
現在、着実に準備を進めている段階だ。乞うご期待。


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　Wのウォッチ銘柄
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■抵抗帯突破銘柄
・日進工具（6157）
・東京ラヂエーター製造（7235）
・スクロール（8005）

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　Wのコラムで紹介した銘柄
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■大成建設（1801）
『国土強靭化関連』でご紹介
配信日：2025年05月07日
高値騰落率：49.70％
7702円⇒11530円
大林組の好決算に刺激され上昇！

■ 鹿島（1812）
『国土強靭化関連』でご紹介
配信日：2025年05月07日
高値騰落率：47.29％
3485円⇒5133円
大林組の好決算に刺激され上昇！

■ 東リ（7971）
『テクニカルプチ好転銘柄』で紹介
配信日：2025年07月28日
高値騰落率：32.87％
508円⇒675円
好決算発表！
今日の上昇では物足りない印象。

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　単発スポット動向
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