99beach : 12月15日（木）／国内株式概況

　 　
本日の国内株式市場は、寄り前の外国証券経由の注文状況が7日ぶりの売り越しとなったこと
から大幅に下落して始まった。その後、押し目買いなどが入り一時前日比プラスにまで戻す
場面もあったものの、為替市場で1ドル/116円台と更に円高が進んだことから海外勢とみられ
る利益確定売りが膨らみ再度下落、株価指数は本日の安値近辺で取引を終了した。
一方新興市場は、まちまちながら堅調で大型株から中小型株に物色がシフトしているようだ。

（指数）
日経平均株価：15254.44円（-210.14円）
ＴＯＰＩＸ　： 1583.66P （-18.55P）
JASDAQ平均　： 2499.08円 (-1.64円)
ﾏｻﾞｰｽﾞ指数　： 2266.71P (+22.84P)
ﾍﾗｸﾚｽ指数　 ： 3383.33P (+22.41P)

（業種）
業種別指数は、33業種中、7業種が上昇。

値上がり率1位・・・空運業
ＡＮＡ（9202）、スカイマーク（9204）、ＪＡＬ（9205）。
値上がり率2位・・・パルプ・紙
巴川製紙（3878）、日本製紙（3893）、レンゴー（3941）。
値上がり率3位・・・陸運業
ＪＲ東日本（9020）、ＪＲ東海（9022）、阪急ＨＤ（9042）。
その他・・・倉庫・運輸関連、情報・通信業、小売業など。

値下がり率1位・・・鉱業
日鉄鉱業（1515）、帝国石油（1601）、国際石油開発（1604）。
値下がり率2位・・・証券・商品先物
大和証券Ｇ（8601）、日興ｺｰﾃﾞｨｱﾙＧ（8603）、野村ＨＤ（8604）。
値下がり率3位・・・石油・石炭製品
新日本石油（5001）、新日鉱ＨＤ（5016）、ＡＯＣＨＤ（5017）。
その他・・・非鉄金属、海運業、輸送用機器など。

（個別銘柄）
＜上昇＞
ｼﾞｪｲｺﾑ（2462）/1,220,000円（+200,000円）･･･誤発注で取引再開後、2日連続ｽﾄｯﾌﾟ高比例配分。
ＯＴＳ（4564）/221,000円（+26,000円）･･･ﾘﾝﾊﾟ節転移の有無や胃がんの検出・診断法を公開。
ＦＶＣ（8462）/167,000円（+20,000円）･･･昨日発表の四半期決算で黒字転換を好感。
ｺﾏｰｼｬﾙRE（8866）/2,900円（+400円）･･･三菱UFJ証券が競合他社が少ないと「強気」に引き上げ。
クレオ（9698）/882円（+110円）･･･ﾔﾌｰ（4689）向けｼｽﾃﾑ開発の本格化でｺｽﾓ証券が新規に「強気」。
住友石炭（1503）/310円（+43円）･･･原油に代わる資源として「ﾗｼﾞｵNIKKEI」で取り上げられる。
ﾌｼﾞｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ（7605）/470円（+59円）･･･19日に決算発表予定、業績を先取りする動きか。
浜井産業（6131）/353円（+39円）･･･ＨＤＤのガラス基盤研磨向けラップ盤を大量受注。

＜下落＞
くら（2695）/749,000円（-55,000円）･･･昨日決算発表、予想を上回る好業績も材料出尽くし。
ﾜｲｴｽﾌｰﾄﾞ（3358）/105,000円（-4,000円）･･･本日、公募・売出合計5000株の新株還流。
任天堂（7974）/13,900円（-390円）･･･米ｹﾞｰﾑ大手が業績の下方修正で、先行き不透明感。
三星食品（2227）/2,370円（-205円）･･･昨日業績発表、増収・減益に連続増配も材料出尽し。
ソニー（6758）/4,330円（-60円）･･･中国の一部省で同社製ﾃﾞｼﾞｶﾒに問題が発生、販売中止との報。
小杉産業（8146）/244円（-20円）･･･昨日四半期決算発表、減収で経常損益は赤字。


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