「あすなろプライド誕生伝」 第2回:社会の厳しさ~起業
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初回を読んでくださりありがとうございます。しかし、自分のことを書くのはとても不安ですね。
大切な会員様を、失望させてしまわなければ良いのですが・・・
さて、今日は起業のところまでのお話。
先に私が最初に起こした事業とは?
ズバリ、【芸能関連事業】を屋号でスタートしたのが始まりです。
19歳で単身上京し、約5年勤めた商工ローン貸付営業を25歳頃に脱サラした頃でした。、
そう、私にはいわゆる「学歴」がありません。
「人は誰でも、いずれは働くのだから、先回りしてやれ」
自分も成長できるし、親にも金を入れられる。
狭い狭い世界で生きる少年が辿り着いた、それなりのベストでした。
今思えば、とても幼く、浅はかな判断ですね・・・
ここで一つだけ弁明しておくと、決して親のせいではありません。
小学生の時に両親が離婚した時から、野に下り、ロクでもない人生を歩んでいた私を、片親ながら「朝・昼・晩」必死に働き、お金がかかる「私立校」にあげてくれました。
いわゆる鍵っ子だったし、新しい父親候補も4人程入れ替わったし、中学の頃には母親がガンになり入院、弟と二人暮らし期間もあったし、転入先の小学校では壮絶なイジメにもあったし・・・
それでも「不幸」だと感じたことは一度だってありませんでした。
その想いとは裏腹に、あまりにも早く、圧倒的に学ばないまま、ビジネスの戦場に出て行った私。
むしろ私が謝らなければならない立場です。
母さん期待に沿えずごめんよ・・・
親になった今、あれがどれほど悲しく残念な事か、痛いほどわかります。
全ては決断した私自身の責任でした。
世間からドロップアウトし、働き出してからは文字通り地獄の日々。
規定ルートから外れた少年に世間は冷たいものです。
自身の人格を見失う程に叩かれ、心をすり減らしながら、生活のためだけにがむしゃらに働く日々。
それと同時に、法律やらビジネスマナーやら経済やら会計やら、一度は逃げたものを、結局は学びながら働くことに。
人生はプラマイ0、近道はないのだと、初めて知った瞬間でした。
学ぶことから逃げた私をよそに、若い時に必死で勉学を積んでいた同級生達は、少し有利な位置から社会人生活をスタートしました。
その時はじめて、自分の判断が誤りだった絶望感、過ぎた時間が戻らない現実への不安感に襲われました・・・
こうして当時のことを書いていると、大好きな漫画の一つ「サラリーマン金太郎」の名言を思い出します。
「猿回しがサルになった時、ただのサルは負ける」
つまり、猿回しは時にサルにもなれるが、サルは猿回しにはなれないという話。
学ぶことを捨てた私はいわばサル。
学を積んだ猿回しには一生勝てない運命なのかと。
ただ・・・
不思議と悲観的にはなりませんでした。
==========
ならば勝負だ!
経営者として生きていこう!
==========
これまたかなりマズイ着地点のように思えますが、結果としては正解だったのだから、人生とは本当に面白いものです。
ともかく、腹をくくったのが25歳の頃。
今となっては世の中のタイミングも背中を押してくれた気がします・・・
就職した20歳頃と言えば、商工ローン会社は全盛期で、学がない者でも、営業が得意で根性があれば、一攫千金が可能な職業でした。(ある意味、金融でも銀行以外はそんな時代でしたかね)
それこそ、受話器を左手にぐるぐる巻にして、朝から晩まで電話をし続けたあの時代です。
もちろん、お手洗いは電話の根本を外して受話器ごと連れて行くスタイル。
上司からも不条理に怒鳴られ続けましたが、少年時代にイジメを克服した経験が生きたのか、不思議と耐えられました。(周りは次々と病んで去っていきましたね)
歯を食いしばり、自分よりも2倍も3倍も年を重ねた経営者相手に営業をかけ続け、満足度を勝ち取り、数字を上げ続けました。
自分で言うのもなんですが、それなりに結果を残せたと思います。(昔からご年配に好かれる傾向があります。何でもザクっとハッキリ言っちゃうからでしょうか・・・)
ところが、当時最大手だった〇〇ファンド等々の強烈な取り立て内容がスクープされ、業界の印象は最悪に。
更に国が中小への融資に力を入れるようになり、年率上限も見直されてからは、完全なる斜陽産業に。
そして
「金貸し=悪」
世の中のイメージが地に堕ちました。
私は法人貸付でしたので全く異業種ですが、消費者金融の「過払い返金」が始まったのもその頃ですね。
CMでは、消費者金融は全て悪だ!みたいな印象を刷り込んでいるように見えて、ゾッとしたのを覚えています。(その後、ほぼ全ての業者が銀行傘下になったまでがセット)
私が脱サラしたのは、とても良いタイミングだったと思っています。さらに言うと、ここでの経験は経営を始めてからも、投資顧問を始めてからも、とてつもない財産になりました。
それは、「法人の会計書類」と「社長という生き物」を死ぬほど見た事です。
お客様は基本「中小企業」だったこともあり、決裁者、つまり接客相手は社長本人でした。
いわゆるノンバンクでマネーを融通するに至った、あらゆるケースの法人会計データと社長像が大量に頭に入っています。
それも、適時開示のような硬いモノではなく、もっと生臭く胃もたれするほどのリアルなものです。
業種も様々でした。
製造・飲食・コンサル・サービス・運送・小売・ゲーム・映像制作・・・*(中でも「芸能・IT」をほぼ見なかった事が後の起業に生きました)
今も、お客様へ推奨する銘柄を発掘する時は、ファンダメンタルズを軸に、会社の足取りを確認し、未来性を計り、将来性のあるポテンシャル銘柄を探ります。
社長もよく見るようにしています。
なんだかんだ経営者の属人性が高いのは事実です。
海外の名だたる大企業はご存じの通りですが、国内でも例えばSBGは孫さんでなければあそこまでには成らなかったでしょう。
ユニクロも日本電産もニトリも楽天もキーエンスも社長あって仕組みありです。
大上昇株を話すときに社長の力量は捨てられません。それを超える何かがあれば別ですが・・・
今日のお話はつまり、「大化けの魔術師 大石」の原点でしたね。
さぁ投資顧問人生が始まります。

次回へつづく
【第3回:石井との出会い~大石伝説の銘柄推奨】
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