株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2017-01-22 15:00:00

社長の二言目

社長の二言目 「vol.65 ゲームセクターあれこれ」

写真
  
■ vol.65 ゲームセクターあれこれ ■


いよいよ(7974)任天堂が新しいハード
「Nintendo Switch」を発売します。
これで据え置き型としては7台目。
前作WiiUの大ゴケからどれほど巻き返せるか?
という大事な局面。
こけたこけた言いますが
さて、どれほどこけたのか?

任天堂HPより抜粋してまとめました。


ご覧のように
Wiiと比べるとその10%ほどしか販売できてない。
100歩譲ってWiiの後継機という立ち位置だったとしても
類似案件の
ファミコン ⇨ スーパーファミコンの流れには到底及ばない数字。
賛否両論ありますがビジネスとしては「大ゴケ」と言えます。

今回はどうか?

「目新しさ0」
「ps4で十分」
などなどの声がネット上では行き交う状況。


一方、先週行われた
任天堂スイッチ体験会2017に参加した人のブログ等を見ると

「ゼルダのグラフィックやばい!!」
「Splatoon2めっちゃ面白い!!」
などなど実際に触ると高評価な様子。


ハード自体に目新しさは感じさせないが(割と新要素満載なんですが・・・)
いくつもの自社モンスタータイトルが
それを補うどころか期待値を超えていけるのは
もはや任天堂ならでは芸当と言えるか。

予約受付は1月21日から順次ということで
その予約数によっては株価の値動きにも影響してくる可能性あり。
このところの出尽くし感と失望感でだだ下がってる分を取り戻せるか?
その鍵を握るのは
「実際業績はどうなの?」
これに尽きると思います。

このところの任天堂さんは
・ポケゴー  → 影響は軽微です。
・人気タイトルアプリ化 → ほぼ織り込んでます。
・パートナー → (2432)DeNaで本当大丈夫?
・マリオラン → なんか違う感
・スイッチ  → ????
と魅せ場なし。

今回の新ハード発売はとても大事な曲面。
社内はピリピリしているのでは?
スイッチ外した場合、ハード事業撤退ということもあり得るでしょう。
なんせ莫大な開発費を投入してます。
モンスタータイトルが山ほどあるので
ソフト・アプリに集中すれば業績自体は伸びる気がしますが。

ま、今流行りのVRというワードが前面に出てこないことで
投資家心をくすぐってないだけ、とも言えますが(笑)
良くも悪くも派手なIRやらない真面目な会社ですからね・・・


そうだ。
せっかくゲームのお話してますから
少し他社にも触れてみましょう。

(3659)ネクソン
テレビCMでおなじみの最新作「HIT」
私、配信直後から調査がてらプレイしてみてるのですが
・操作性よし
・グラフィックよし
・キャラよし
・目新しさなし
あくまでも大石評価です。
ただし、日本のこれ系アプリと比べると
課金してよ感の演出がお上手(笑)
課金癖のない私も若干購入してしまった・・・
これにより売り上げは悪くないと予測。
ダウンロード数の伸びに注目しつつウォッチ。


(3758)アエリア
こちらは完全ウォッチ要員にて
オンラインゲーム会社であはるものの
爆発的なヒット作には恵まれていない同社。
株価も基本よこよこさん。
1/10に縮小目的の本店移転を発表するも
対した影響もないほど。
同社の子会社アズガルト率いるハニービーの人気コンテンツ
「ダイナミックコード」のアニメ化が決定ということで人気化。
するわけでもなく(笑)
注目度の低さと底堅さがウォッチせざるを得ないという私の中での変わり種。
この材料を機に、ゲーム関連好きが短期的にでも集まってくるか否か。


(3656)Klab
ジミー・ペイジショック!?から約2ヶ月。
何事もなかったかのように2017年を迎えました。
主なゲームタイトルは
「ラブライブ」
「BLEACH」
「幽遊白書」
「ロード・オブ・ザ・ドラゴン」
どれも人気コンテンツ。
が、どれも横ばい。
海外作品の売り上げは為替の影響を受けやすい。
新作の気配でもあればな〜
というところ。
底値の判断は難しいが、あれこれあって今、燃料待ち
という観点でウォッチ。


最後に、ひと味違った、非上場企業のお話ですが
バーチャルお嫁さんの「Gatebox」
製作販売は株式会社ウィンクル
1月13日時点で予約台数300台を突破というニュースが出ました。
同社の上場へのモチベーション有無はひとまずおいといて
今後の展開として、様々なキャラとのコラボが考えられますね。
類似キャラで言えば「初音ミク」もいいでしょう。(もうコラボ済み)
アニメの人気キャラでいくもよし
オリジナルキャラのオーダーもできるでしょう。
どこか大きな資本と提携する可能性やM&Aを考えれば
既存の上場企業の動向も楽しみです。
あるいは、
ニッチすぎてスケーリングできないか。
これただのマニアックおもちゃではないところに着目してます。
例えば
「電気つけて〜」
と言えばつけてくれます。
そう、まさにIot。
最新テクノロジーはハイソな見せ方をすることが多いですが
より身近に、より安価で、裾を広げてアプローチする
という意味ではとても面白いと感じました。
非上場ならではのフットワークの軽さといいますか
勢いみたいなものが魅力ですね。

資金調達が昔より容易な昨今。
非上場というより無上場。
つまり上場を意識しない個性的な企業が増えていくケースが増えるかもしれません。

なんとなくですが
冒頭の任天堂なんかは
非上場の方がよかったりするのでは?なんて感じたりするものです。
個人的見解ですよ。ファンだけに。
業績や話題性だけにとらわれない
夢を追いかける姿勢が同社の魅力。
それが賛否両論を巻き起こします。
先代の意思を継承しているあいだは
チャレンジを続けるのでしょうか。
色々と書きましたが、20000割れを待ってみましょう。
2017年も同社は面白いはずです。

そんな任天堂一世一代の魅せどころ
「Nintendo Switch」の発売日は奇しくも
3月3日

弊社の設立記念日でございます。


執筆:大石恭嗣

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