株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 資産運用業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2026-10-23 13:30:00

社長の二言目

村上龍さんを悼んで

愛すべき会員の皆様
あなたの大石です。

作家の村上龍さんが、10月17日に亡くなられました。74歳でした。心よりお悔やみ申し上げます。

『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞を受賞し、その後も数々の作品を世に送り出した村上さん。会員様の中にも、小説や『カンブリア宮殿』を通じて親しんでこられた方がいらっしゃると思います。

小説家が、企業のトップと向き合う。『カンブリア宮殿』で20年にわたって続けたその仕事は、企業を見る私たちにとっても大きな意味がありました。

売上や利益の数字だけでは、会社のことは分かりません。経営者が何を変えようとしているのか、苦しい時に何を守ったのか。村上さんと経営者との対話は、その中身に目を向ける機会をつくってくれました。

大石も会社を預かる立場ですから、きれいな成功談より、うまくいかなかった時の判断にこそ、その人の本気が出ると思っています。思い通りにならない状況でも仕事を続け、必要としてくれる人に応える。経営には、そういう地味で重い責任があります。

『13歳のハローワーク』では、若い人たちに、自分の好きなことから仕事を考えるきっかけを届けました。企業トップとの対話も、子どもたちに仕事の選択肢を示したことも、肩書きだけで人を見ない姿勢につながっていたように思います。

何をして生きるか。そして、その仕事で誰の役に立つか。村上さんの訃報に接し、私も自分の仕事を改めて考えています。

昨今はサイバー攻撃によって、企業活動や顧客の情報が脅かされています。現場で積み上げた仕事が、外からの不正な攻撃で妨げられる。経営する側として、看過できません。

サイバー攻撃に屈して、本来の仕事を諦めるつもりはありません。ただ気合を語るのではなく、情報を守る備えと、万一の時にも仕事を立て直せる準備が要る。あすなろを預かる私の責任も、会員様の情報を守り、必要な情報を届ける仕事を続けることにあります。

今年、『カンブリア宮殿』の交代に際して、村上さんは「作家は、死なず、ただ立ち去るのみ」という言葉を残しました。

作品も、経営者との対話も、これから読む人、見る人に届き続けます。長年にわたる仕事に敬意を表し、村上龍さんのご冥福をお祈り申し上げます。

2026年10月23日
あすなろ投資顧問 代表
大石やすし

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