今週もお取り組みお疲れ様でした。

週前半と後半で投資家心理はガラッと変わった一週間でした。

きっかけを作ったのはやはり渦中のトランプ大統領と言えそうですが、先週のコラムはお読みいただけてますでしょうか？

トランプ大統領の気ままな発言で経済は動かないという話を書かせていただきましたが、今週はついに大統領令発動で実力行使に動き出しました。

かの御仁の一挙手一投足にはついつい注目してしまいますよね。

米国のNYダウ20000ドル達成のひと押しをした点はさすがの影響力といったところではないでしょうか。

朝の相場展望でもふれておりましたが、大統領令でカナダ国境にまたがるパイプライン建設を再開したのは驚きでした。

傍目には強引さが感じられますが、不安視されていた実行力はあるとみてよいと思います。

彼の発言がある信念の下に発せられているのかどうかは分かりませんが、メキシコの壁構想も動き出していますし。

対照的にわが国日本では金曜日の日経新聞で「外国人労働者が初の100万人超え」とはやす記事が書かれてましたが、移民に対する見方はやはり異なるのかもしれません。

そんな中でNYダウが20000ドルを達成してきたというのはやはり景気が良くなるとみる投資家が多いといって良いのではないでしょうか。

米国の経済指標は上向き、企業業績は回復し、株高となって米国の個人消費が復活する。

これが米国復活の裏付けです。

ただし、一方で暴落を示唆するような記事も散見され、それが米国の主要なメディアサイトだったりすると、日本のほどではないにしろ失望してしまいますね。

トランプ大統領に肩入れするわけではありませんが、偏った見方で大衆を扇動するようなメディアは本来の形を見失ってしまったのではと考えてしまいます。

トランプ大統領とメディアのケンカはどっちもどっちだと思うのですが、こうなると自分で冷静にトランプ相場を読み解かなくてはなりませんよね。

先週も買いてるのでしつこいと思われそうですが、トランプ政権への不安と期待というよりも、これからの相場をつくるのは金融規制緩和をはじめとするこれまでの枠組みを破壊すること、そして新たな創造をすることです。

つまり、良いか悪いかは別として様々な枠組みに変化が生じることになるのです。

おそらくオバマ政権時の流動性供給で天文学的な数字のマネーが世界中を駆け巡ることになりますので、この過剰流動性がもたらすのは紛れもなく“バブル”が発生することになります。

すでに債券市場ではバブルの様相を呈しておりましたし、その資金が株式市場に流れ込んでくるのであれば、ここもまたバブルが生まれます。

日本人にとってバブルは悪い印象しかないかもしれませんが、それは欲望をコントロールできない投資家にとっては最悪の事態を招きます。

逆にそれを味方にできるかどうか、勝ち残る投資家と市場から去り行く投資家を分けるのはそこだけです。

先日より皆さまにアンケートのお願いをさせていただきましたが、実に多くのお声をお寄せいただいております。

お褒めの言葉から課題に気づかせてくださるお言葉、儲かった話、ようやく塩漬け株を損切りできた話など、実に様々です。

多くの会員様に喜んでいただけるように、そして利益をお届けするためにあすなろも進化していきます。

手っ取り早く利益くれ！と言う方はこんな説明くさいコラムを読むよりも、今週の【ダイヤモンドテンバガー銘柄】に乗っていただいた方が早いかもしれません。

くどいようですが、相場が始まるときは金融株の動きに注目です。

米国のNYダウ20000ドル達成の立役者はゴールドマン・サックス。たしか今週そんなウォールストリートジャーナルの記事が出ていました。

日本も金融株が動き出してきているということは・・・

いろいろな期待が膨らんでしまいますが、ここから先はトランプ相場などではなく日本株をこぞって買う外国人の姿を想像しています。

市場の大きな流れをとらえるには大局を観ることがどうしても必要になります。

その上で個別銘柄との関連に視点を落としていくとうまく利益につなげることができるようになると思います。

三菱UFJ（8306）の動きやMS&ADインシュアランス（8725）のチャートが素晴らしいですね。

それをはるかに上回って、昨年12月の【銘柄相談フェスタ】の上昇が加速してきましたね！
中小型株の動きにも要注目です！！


【 相 場 の 格 言 】
『仕掛けはたやすく、手仕舞いは難し』


それでは、また会員様の喜びの声が聞けることを楽しみにしています。


執筆：加藤あきら