この政策
もちろんオリンピックを強く意識して
若い世代の囲い込みがしたいという事でしょう。
2020では、五輪とパラリンピックで最多メダルを目指すそうです。

しかしそもそも論。

日本におけるオリンピックは
「　夢　」が無さすぎる感は否めません。

キッズ「金メダル取ったらお金持ちになれるの？？」

子供たちは純粋だからこそ
この質問が真っ先に生まれることでしょう。

すると例えば、大人たちはこう濁しますかね。

アダルト「メダル獲得までのプロセスに意味がある」

それもごもっともです。
苦痛や苦悩を乗り越える経験や感じた喜びは
人生においてとても大切な要素かもしれません。

しかし子供たちは純粋だからこそ
さらにこう思うわけです。

キッズ「同じ大変ならヒカキンみたいに稼げたほうがよくない？」

必殺の【なりたい職業NO.1　ユーチューバー】の件です・・・
(我が家もその対応にやや困り気味です)

すると大人たちは
例えば、こう濁すかもしれません。

アダルト「それとこれとは比べるもんじゃないよ」
キッズ　「え？なんで？」
アダルト「スポーツじゃないし」
キッズ　「スポーツ動画でビュー増やして稼げるじゃん」
アダルト「そういう話じゃなくてね」
キッズ　「どういう話？」

・・・・

と、苦しくなってきたりしますね。


子供たちは頑張った先のライフプランを曇りなく考えているにすぎません。
大人になるとキレイごとに混ぜ合わせて
曇ってしまう部分もあるのかも。

大石、何が言いたいか。

真の一億総スポーツ社会を作りたいなら
【メダル獲得報酬を劇的に増やし、夢を与えるべき】

極論ですが。

大人たちの意図と
子供たちの描く夢が大きく乖離していると思います。

＊一部息子とのリアルなやり取りが混ざってます。


さて
「人生が変わる」
「社会を変える」
「世界とつながる」
「未来を創る」

これが【一億総スポーツ社会　４つの方針】なわけですが
その中の「世界とつながる」という部分では
テクノロジーという観点は外せません。

となると欠かせないキーワードは

「スマートスタジアム」

これからのスポーツ施設は、各種センサーや映像、通信など技術を駆使したスマート化が必須だとメディアでも取り上げられています。

すでにNTTグループはJリーグと提携しこの改革に励んでいます。
大宮アルディージャのホームを絶賛カスタム中。
もちろんモデルはシリコンバレーの「Levi's Stadium」でしょう。
ありとあらゆるものがIT化された最新スマートスタジアム。
様々なテクノロジーが必要になってくることから
あらゆるセクターが関連してくる可能性を秘めていると思います。

オリンピック関連というと、建設株やアパレル、旅行株などが取りざたされたのはもう一昔前の話。
今回はITテクノロジー関連をしっかり見ておきたいところです。

例えば撮影はドローンが主流だろうし
ネット回線だって強化するだろうし
AIロボがインフォメーションするだろうし
試合見ながらタブレットで細かいデータ追えるだろうし・・・

そういった意味で大石的スマートスタジアム関連で一社。
(3774)インターネットイニシアティブ
スマートスタジアムで先陣を切っているNTTグループと
インターネットマルチフィード(株)を立ち上げる(1997年のお話)などインターネット事業において協業歴あり。
サイバーセキュリティやAI、Iotなどに積極性を見せ、様々な機関から賞を受ける優良企業。
人気化すればもう一段時価総額を膨らませてくる可能性を秘めていると感じます。

新しい取り組みにテクノロジーフロントで進める海外勢に対して
セキュリティ等のディフェンスフロントで進める日本では
同社のような会社が活躍するかもしれません。



執筆 大石恭嗣


PS
休日はどちらへお出かけでしょうか？
私は近所のこちらが精いっぱいです。
サザエさんカフェにて

サザエさん焼きを食べながら、ふと昔見た記事を思い出したりするわけです。

「サザエさんと三河屋さんみたいな関係を取り戻したい」
電通がFacebookを使った金融マーケティングを展開するときの記事で見たフレーズ。
これが2014年頃のお話です。
時は立って2017年。
三河屋さんがサザエさんを訪ねてくるように
SNSは多様化し、動画やプッシュアップ記事等で我々を訪ねてくるようになりました。
まだまだ発展途上ですがIT業界の成長速度は目を見張るものがありますね。