本格上昇のタイミングいつ来るのか
突然ですが、昨年6月のブレグジットショックが起きた時のことを
覚えている方はいらっしゃいますか?
本日も地合いが好転したとはとても言える状況ではありませんでしたが、
一つだけ気になる動きがありました。
朝方に直近安値をそろって更新していた不動産株の大きな買戻しの動きです。
年明け以降、軟調な推移を続けていた三井不動産(8801)や住友不動産(8830)、
そして中小型株では、ムゲンエステート(3299)やファーストブラザーズ(3454)が目を見張る動きをしています。
全体の方向感が見えづらい状況の中で、反発した銘柄が散見されますが、
その中で今後につながる動きとして注目なのが不動産株の動きなのです。
昨年のブレグジットショックで日本株が軒並み割安な水準にあった時、
7月の参院選で自民党が圧勝して政権基盤が固まったことを確認して、
海外勢が日本株に買い向かってきたのでした。
その第一陣として向かった矛先が不動産株だったのです。
状況は違いますが、現在も政治リスクがマスコミで大きく取り沙汰されている中、
ここのところの海外勢は売り越しで多少距離をとっていたように見受けられましたが、
再び買いに向かってきた可能性が出てきました。
為替市場では朝方から不気味なほどの一進一退を続けていますので、
市場の雰囲気は落ち着きを取り戻しつつありますが、
その裏でこっそり外国人が仕込みに入っているのだとしたら、案外早く
本格上昇のタイミングを迎えるかもしれません。
日本株のビッグ・チェンジを願いながら、ニホンフラッシュ(7820)にも注目してみましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『文殊でも備えのたたぬ商いは破れる』
それでは、また会員様の喜びの声が聞けることを楽しみにしています。
執筆:加藤あきら
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