成否を分ける勝負所
朝方の勢いは失われたにしろ、後場も底堅い動きを継続したことで全体指数にも持ち直しの動きが出てきました。
3月からトランプ米大統領の掲げる経済政策に懐疑的な見方が出て、そこに北朝鮮問題などの地政学リスクが相場の重荷となり、大きく調整を強いられてきましたので少しホッとできたのではないでしょうか。
ここまで苦しめられてきた円高にも一服の兆しがでてきましたが、一因としては昨晩のFRB副議長にクオールズ氏を指名したとのニュースがあります。
他にも財務長官のムニューチン氏や現FRB副議長のフィッシャー氏が「長期的には強いドルを望む(好ましい)」などの発言も多少影響しているかもしれませんが、トランプ政権に移ってからは政策の一貫性に疑問符がついてますので要人発言の神通力も薄れているように思います。
その中で、今回のトランプ政権の重要ポストの人事が前に進んだことは素直に市場の好感につながったとみてよいでしょう。
今後は米国の長期金利が上昇に向かうかどうかが焦点になるかと思いますが、今晩の米国金融機関の決算内容次第で再びリスクオンになる可能性があります。
まさに勝負所とも言うべきでしょうか。
足元でトレンド反転してきた銘柄のリバウンドを狙うか、買いの集まっている材料株を狙うかは判断が分かれるところです。
しかし、ここから全体地合いが回復してくると買いの回転も利いてくるようになりますので、決算発表シーズンは資金効率を最大化させるのが得策です。
日々、何百社という企業決算が発表されますので、市場の視点が移ろいやすく一箇所に留まりにくいですから、集中投資を心がけていきましょう。
特にこれまで動きたくても動けなかった投資家は鬱憤を晴らすかのように大口資金を投入してくることも考えられます。
昨日引け後の月次業績発表で買いが集まったファンコミ(2461)などのように出来高急増銘柄には注目しておきたいところです。
また、本日から私が全面プロデュースで責任重大の単発スポット銘柄をご用意させていただいております。
当然ながら株価大化けの可能性を調査して急騰材料を見込む期待の一銘柄です。
公開と同時に今日のフリークアウト(6094)のような動きを想定しているのですが、そうなってほしいものです。
まずは一緒に取り組んでいただける会員様のお申込を受け付けております。銘柄に対する疑問点や今後の相場展望について、どんな些細なことでも構いませんので気になった点はお電話ください。
私が担当する会員様にはお話ししてますが、今週は決算発表目前の週です。
今週中にこれまで保有してきた銘柄の期待値を計り、低いものはどんどん乗り換えていきましょう。銘柄を絞った投資で短期利食いを狙う時です。
日本企業の業績は着実に好転してますから、自信を持って取り組んでいれば根拠は後からついてくるはずです。
【 相 場 の 格 言 】
『負けることへの恐怖こそが、負けの元凶となるのである。
負けを背負うことに耐えられないと、結局、大きな負けを背負うことになるか、絶好のトレードチャンスを逃してしまうことになる。』(byウィリアム・ギャン)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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