ゴールデンウィークを前に需給相場再び
ゴールデンウィーク前でポジション調整と様子見ムードが顕著な4月最終日。
日銀が景気判断を強気修正した割には市場の見方は冷ややかな反応でしたね。
大型連休前と考えたら大口は動きづらいですので、致し方ないかもしれません。
こんな日に決まって動くのはやはり値動きの軽いIPO株でした。
テモナ(3985)やアセンテック(3565)の値動きは日中値幅も出て上下激しい展開でしたね。
上場時の注目度も高かっただけに当然かもしれませんが、いずれはファイズ(9325)やIIF(6545)のように多少落ち着いてくるのを待ってから仕掛けていくのがよさそうです。
他に目を引く動きを見せたのは毎度おなじみの任天堂(7974)。決算発表と「Newニンテンドー2DS LL」発売が好材料。やはり個人の人気は高い銘柄ですね。
あすなろ代表の大石がゲーム好きなのは以前からの会員様ならご存知かとは思いますが、トリプルA銘柄アエリア(3758)、アカツキ(3932)とあともう1個・・・オールアバウト(2454)などはゲームをやらない方も監視しておいた方がよさそうです。
なぜなら市場の売買高が減って需給相場になるとこうしたゲームセクター株の動きがよくなる傾向があるからです。
また、来週も取引はありますが、ゴールデンウィーク明けの展望もお伝えしておかなくてはなりません。
注目点は北朝鮮などの地政学リスクももちろんですが、一旦横に置いておいて・・・
明日でトランプ政権が誕生して100日を迎えます。つまり、ハネムーン期間の終了です。米国市場の動きに注意ですね。
そして、連休最終日の5/7にはフランス大統領選挙の決選投票があります。
先日の予備選挙で中道派のマクロン氏優勢が伝わってマーケットがリスクオンになりましたので、特に欧州市場の動きも注意しておく必要があります。
さらに、5/9は韓国大統領選挙が予定されており、さっき横に置いた北朝鮮問題がこじれないように注視しておかなければなりません。
こうして考えてみると、依然リスクに囲まれていることに変わりないと思われるかもしれません。
しかし、足元で発表されている日本企業の決算は確認されているところで好決算発表企業が多いですよね。
リスクは頭の片隅に常においておく必要がありますが、機関投資家などは企業決算を確認してから腰の入った買いを入れてきます。
つまりは、こうした一連のリスクイベントを通過して、決算が一巡してくる5/15あたりを目安に動き出す可能性が高いと言えるのです。
いつもは4月高くて意識されがちな5月の「Sell in May」ですが、例年と違う今年は遅れて新規買いが入る可能性も頭の片隅に入れておいてほしいのです。
ゴールデンウィーク中の需給相場と明けの業績相場は違う景色で戦うことになりそうです。
【 相 場 の 格 言 】
『トレーダーが成功するには、人間の習性を研究し、一般大衆と逆の手を打たなければならない。 』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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