株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2017-07-13 17:00:00

元外資系金融マンのこぼれ話し

本日はまさかの重大イベント日!?

本日もお取り組みお疲れ様でした。

昨日に続いて最近は後場に崩れることが多くなっています。

昨日は前場軟調でしたから、後場に日銀のETF買いが入ったようですが、本日は寄付から高く始まってますので為替の円高に引っ張られるかたちで日経平均はマイナスに転じてしまいました。

ボリンジャーバンドは収縮しきってほぼ25日移動平均線を挟んでの小動きが続いている状況がうかがえます。

その一方で個別物色の意欲は強いとみえ、足元では2月決算の企業が先行して業績良好な開示を行っており、上方修正を発表した日本電気硝子(5214)などは高値更新してきています。

おそらくは5月の企業決算で記録した高値を突破するにはそれなりの数字が求められるのでしょうが、総じて日本企業全体の業績は上振れしてくるところが多いかと思います。

これからの時期は否が応でも業績を意識するようになりますので、保有株の決算発表日は確認しておいた方がよさそうです。

また、少し前に安倍・トランプ日米トップの動向を見ておく必要があると書きましたが、いま最も注目すべきは安倍政権の方向性に変化が出るかだと思っています。

昨晩、自民党憲法改正推進本部・本部長代行の船田元衆院議員がロイターのインタビューに応えた記事が出ていました。

内容としては安倍首相が掲げている2020年中の憲法改正実施に向けた日程に関して、状況はより厳しくなってきたとの認識を示したそうです。

先日の都議選で自民党惨敗にみられるように、安倍政権に対する逆風は3月の森友学園問題がクローズアップされた時よりも強まっています。

現政権に対する支持率の低下はすなわち安倍首相への信頼低下を起因として憲法改正への賛成比率も低下したとみているようです。当然ながら改憲に必要となる国民投票で過半数の賛成を得られない場合は、政権へのダメージが大きく、先般の英国で実施されたブレグジットの信を問う国民投票から1年経った6月8日の総選挙は与党・保守党の議席を減らす結果となったことは記憶に新しいことと思います。

自民党が長年にわたって追及してきた憲法改正への動きが一旦収まりをみせるのか、また、方針転換でそれに代わる国民の関心をひくような経済対策などのニュースを提供してくれるようになれば市場には追い風でしょう。

憲法改正で動くのは軍需関連が中心になりますからね。

最近調整中だった内需銘柄の業績が良いところは上記のような為替や国策がらみの要因もあって、急に動きが出てくるようになるかもしれません。

今日のキャリアインデックス(6538)なんかが良い例でしょう。

東証1部などの主力どころを探して上位ランキングを見たら、出てるのはクセのある銘柄ばかりで参考になりませんでした。皆さんも気をつけてください。

だいたい動きが出てくる銘柄って事前に兆候があったりするものですよね。

よく初動だとか言いますが、この時期の初動はそのまま一気に来るパターンが多かったりするので、ザラ場で乗っていくしかない銘柄も多々あります。

そんな中でそろそろ【金のシャチホコ】にもピクピクきてる動きが観測されています。

株の分析では、ファンダメンタルもテクニカルも重要なアプローチなのかもしれませんが、あくまでもその銘柄に対する見方の一つでしかありませんよね。

株はよく釣りに例えられることが多いですが、本当に重要なのはピクピクしてるところに“あわせ”られるかどうかなんだと思います。

どうせ狙うなら大きな魚を狙いたいと思うのは全ての投資家に共通しているところだと思いますから、皆さんも鮮度抜群の見事な【金のシャチホコ銘柄】を釣りあげてみてください。

あと、相場に直接関係ないことですが、タイトルにありますように本日は私の誕生日でした。

終わってみれば全体的にパッとしない相場ではありましたが、そんな現状を打開する銘柄をみつけましたので、分析に誕生日をささげたいと思います。


【 相 場 の 格 言 】
『相場に過去はないが、明日はある』


それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆:加藤あきら

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