銘柄を掘り起こすタイミング
海外市場などの外部株式市場には目立った変化などは見られませんでした。どこも総じて小動きといった感じ。
が、しかし米国債券市場で金利が低下して急速にドル安が進んだおかげで、またも日本株だけ水準落ち。イマイチ盛り上がりに欠ける状況が継続しています。
日経平均2万円自体にはさほど意味はないと思われますが、先週は週初に20000円を回復して始まったのと比較して、今週は割れて始まったので目先の先高観に不安を感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
こういう相場では個別の銘柄の動きだけをずっと眺めていてもあまり意味はなく、全体感を俯瞰してみるのが必要になります。
先週と何か違った動きは無いか?全体が全面安の時に逆行高している銘柄は何なのか?
プレミアムメールをご利用いただいている方はそうした旬な市場の動きも把握できるので、うまく立ち回っている方も多いかもしれないですね。
本日も利食いできた人が多かったみたいでよかったです。
今日なんかは東芝(6502)が米ウエスタンデジタル(WD)との訴訟問題が一旦落ち着くとみるや大幅高となりましたが、思惑的なマネーゲームになる匂いがプンプンしますね。
そもそも論ですが、東芝のメモリ事業と一緒に長年にわたって技術開発してきたWD社と揉めている事自体が企業経営の方向性として疑問符がついてしまいます。
東芝を応援する意味で投資している投資家がどれだけいるのか知る術はありませんが、米著名投資家アインホーン氏や旧村上ファンド出身のエフィッシモキャピタルがどこまで付き合うつもりがあるのか見物です。
今日の出来高もすごくやっているようなので、これが崩れて他の銘柄に売りが波及してこないことだけ祈っておきます。
それよりも先週末に決算出した企業が大きく買われたりしてきていますので、あすなろレポートを要チェックしておくと相場の傾向がつかめるかもしれません。
前回の5月〜6月、あるいはその前の2月〜3月に高値をとった企業は業績期待の相場で買われた銘柄がほとんどです。つまり、好業績銘柄であって今後の成長性にも大いに期待がもてる企業ということになりますね。
ほとんどの銘柄がそうなんじゃないのかと思いますが、高値をとる時期はバラバラで、相場の地合いも案外そうでも時期だったことが分かります。
今日ストップ高したヨシムラ・フード(2884)も北の達人C(2930)も前回の高値をつけた日からだいぶ経っていますが、決算で見直し買いされた好例だと思います。
多くの成長期待株が順番待ちしている状況ですので、一回利益確定した過去の銘柄だったり、成熟業界で勝手に過去の銘柄扱いしている銘柄だったりを掘り起こしてみると面白い発見があるかもしれませんね。
【 相 場 の 格 言 】
『相場は値より日数』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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