株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2017-07-22 09:00:00

元外資系金融マンのこぼれ話し

人気と業績どちらが相場を創るのか

お休み中に失礼いたします。

いま不穏な噂がちらほら流れている今日この頃。

なんの話かと言えば、このコラムでも度々登場している「ビットコイン」の話です。

ついこの前までバブル相場のように盛り上がっていたビットコインですが、6月中旬に1BTC=3000ドル台まで上昇していたのが、7月中旬には1BTC=2200ドル台まで急落しておりました。

現在、株式市場で大活躍中の仕手筋もビックリの急騰急落です。

すでに広まっていますが、Xデーである8月1日が近づいてビットコインのブロックチェーンが分岐してしまう可能性に懸念が高まっているようです。

元来、ビットコインの取引や決済にかかる時間の短縮などで問題を抱えており、これを解決するために様々に意見が出ているようですが、全体をまとめる管理機関が存在していないことが根本原因にあるんだと思います。

株や為替と違って、中央銀行みたいなものが無いことになりますから、ルールが定まっていない中で価値が変動していることになります。

今後どのような方向に整備が進んでいくのか気になるところです。

日本のような膠着相場がつづいてくると、なおさらボラティリティを切望する投資家が増えてくると思いますが、世界的なカネ余りがもたらすバブルはこんなものじゃ収まりがつかないでしょう。

世界中の先進国債券に集まった資金は徐々に新興国株式などに漏れ出てきています。

だから海外市場では最高値を更新している国が多いんだと思います。

実は日本も7/20にTOPIXが年初来高値を更新しましたし、東証1部時価総額が約2年ぶりに600兆円を超えたこともニュースになりました。

日本経済や企業業績の改善を評価した買いが入っているのは間違いないですし、潤沢なマネーが流入していることも無視できません。

そろそろじゃないですかGFA(8783)と日本ラッド(4736)。

金曜日の引け方をみると、業績相場入りする前に人気相場はまだまだ続きそうですね。


【 相 場 の 格 言 】
『戦わざる者は勝たず』


それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆:加藤あきら

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